新装版 テロルの決算 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 新装版 テロルの決算 (文春文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 沢木 耕太郎 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167209148 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
山口二矢という人物にふと興味を持つ持ち、この本を読んでみようと思った。山口二矢の幼少期からの人柄やその家族のことなど、実に生き生きと描かれていると思った。
また、刺殺事件の被害者である、浅沼稲次郎の生涯についても、興味深く読んだ。社会党は社民党と名を変えて、今日に至っているが、それは今に始まったことではなく、昔から離合集散を繰り返してきたことを、これを読んで知った。そんな組織のしがらみの中で、不器用ながらに、誠実に生きた浅沼稲次郎という人物の人柄にも触れられた、という思いがする。
中には、著者の憶測で書かれた部分もあるのだろうが、膨大な資料にあたり、当事者へのインタビューなどを重ねた、力作だと思った。
また、刺殺事件の被害者である、浅沼稲次郎の生涯についても、興味深く読んだ。社会党は社民党と名を変えて、今日に至っているが、それは今に始まったことではなく、昔から離合集散を繰り返してきたことを、これを読んで知った。そんな組織のしがらみの中で、不器用ながらに、誠実に生きた浅沼稲次郎という人物の人柄にも触れられた、という思いがする。
中には、著者の憶測で書かれた部分もあるのだろうが、膨大な資料にあたり、当事者へのインタビューなどを重ねた、力作だと思った。