反日種族主義 日韓危機の根源 の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル反日種族主義 日韓危機の根源
発売日販売日未定
製作者李 栄薫
販売元文藝春秋
JANコード9784163911588
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » イデオロギー

購入者の感想

一通り目を通しての感想です。いくつかの問題点があります。

1.日本統治の悪い面が書かれていないこと。
 確かに日本統治はいいことも数多くあったと思いますが、著者も認めているとおり差別や抑圧もありました。私もいわれているほど悪い時代ではなかったと思いますが、さすがにいいことばかりというのは見直しすぎだとも思います。まして70年以上前の人権意識ではなおさらでしょう。

2.朝鮮王朝との比較がないこと。
 私がなぜ日本統治もいいことがあったと思うのかは、朝鮮王朝の記録を読んだからです。民族文化の抹殺政策はその典型でしょう。日本文化の押し付けがまったくなかったとはいいませんが、朝鮮王朝より良くなったと書かないといけないのでは、と思います。

3.多言語版がないこと。
 もし著者の主張が事実であっても、国際圧力のある時代ですから、多言語版がなければどうしようもありません。

4.なぜ反日なのかの記述がない。
 それほどひどくない時代なら、なぜ反日なのかを書いていません。エドワード・ルトワック著の「中国4.0」が参考になると思います。

12/14追記
同じ著者の「ルトワックの日本改造論」の方が詳しいです。

以下は多言語版に特に必要は内容です。
ただ「土地の収奪はなかった」「慰安婦の強制連行はなかった」といっても、欧米諸国に「そんなわけないだろ。この歴史修正主義者が」と思われるがオチです。そうなったら誰も聞く耳をもってくれません。そこで、韓国の主張に疑念を思い起こさせる手を使います。要するに「言われてみればたしかにそうだ。」と思うようにするのです。

5.他の植民地との比較がない。
 他の植民地と違い、朝鮮半島でジェノサイドがあったとは聞いたことはありません。それでも日本統治をナチと同列だと思っている方が偉い学者でも多いのです。

そこで、「ドイツに見習って謝罪しろ」にたいして、「他の植民地のようなジェノサイドが日本統治下であったのか?」。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

反日種族主義 日韓危機の根源

アマゾンで購入する
文藝春秋から発売された李 栄薫の反日種族主義 日韓危機の根源(JAN:9784163911588)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.