４８５系　特急雷鳥 [Blu-ray] の感想

こういった長距離昼行特急がなくなってきている現在、既に廃止になったとはいえ、その現役当時の雄姿を記録した貴重な作品。DVD２枚組で、直江津で分かれている。

JR東日本区間（新潟～直江津）の空と田畑と海の美しさ。越後の魅力を満喫できる。ただ、JR東日本区間では、車内放送はあまりにも遠すぎて聴こえない。今後貴重となるであろう新潟色の１１５系の活躍ぶりも価値あり。

JR西日本区間（直江津～金沢）は、特急「はくたか」の逆撮り（金沢から直江津ではなく、直江津から金沢へ）の役のある。上下で向きが変わるだけで展望映像の印象は変わってくるので、是非観ていただきたい。その特急「はくたか」号の雄姿も貴重で、この区間がJR線区間だった時代の、JR車両の活躍は、終わってしまった北陸街道の魅力を伝えている。４５５系や４１３系などの活躍は、しばらくはこの地域の顔として活躍した車両として目に焼き付くだろう。途中数か所で北陸新幹線工事の様子も見ることができる。

津幡～森本ではワインレッドの４１５系とも遭遇。これもいつまで見られるやら。

終点・金沢駅は、新幹線ホーム完成前。しかし、変わらぬ賑わいを見せており、現在同様、特急「サンダーバード」がお出迎え

特急「北越：号の乗車車両は４８５系３０００番台と思われるが、走行シーンには上沼垂色や国鉄色の姿もある。

別売の特急「雷鳥」と併せて購入すると、当時特急街道だった新潟～大阪の展望を通して楽しめるのでオススメ