Winwood Greatest Hits Live の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

スティーヴ・ウィンウッド、ジャケット写真から、いつの間にやらもみあげも白くなり、往年の天才少年も老いたものよ、と思っていた。（自分も同時に老いていたくせに。）
レビューされた方たちの高評価を受け、購入を思い立った。皆様さすがにわかっていらっしゃる。
CD2枚、約150分。すべてがウィンウッド・ソング。特にトラフィック時代の曲が胸にしみる。
こんな感覚を久々に味わった。音楽が自然に身体に染み込んでくる感じ。きっと彼は、そのデビュー以来、真摯に音楽と向かい合ってきたことだろう。そんなことが聴き終わる頃には理解できた。
彼のこだわること、ギターの驚くほどの腕前、音楽と関わり続けることの歓び。
CD1の終盤で、『ウエルカム・トゥ・ザ・キヤンティーン』を思い出した。
あの頃の盟友、ジム・キャパルディや、クリス・ウッドは、もはやいない。
生きているものは、そうして先に逝ってしまった人たちの想いもいっしょに歩んでいくものだろう。そうしたことを考えさせられた。
素敵な時間をありがとう、スティーヴ。また会おう。それまで元気で。
点数をつけるなんて、本当はおこがましいが、★★★★★とさせていただく。