親から始まるひきこもり回復 心理学が導く奇跡を起こす5つのプロセス の感想
参照データ
タイトル | 親から始まるひきこもり回復 心理学が導く奇跡を起こす5つのプロセス |
発売日 | 2019-04-04 |
製作者 | 桝田 智彦 |
販売元 | ハート出版 |
JANコード | 9784802400688 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
転勤先に家族で転居してまもなく、息子が不登校になった時に、青少年の心理を専門とする、
ある精神科を訪ねたことがありました。そこの先生は、40分ほど、うなずきながら私の話しを
聴いてくれて、話し終わったところで、こう聞いてくれました。"息子さんは、なにに困ってい
るのでしょうか?"。この時に、はっきり気づきました、"あぁ、息子が不登校になったことを
悩んでいるのは、私(自分)自身なんだ!"と。この先生のこの言葉で、息子のことに目が向か
ず、自分のことだけで精いっぱいだった自分に気づかせてもらいましたもう20年以上経つで
しょうか、この本を読みながら、あの頃のことを思い出しました。
エリクソンの発達モデル"アイデンティティの獲得・プロセス表"やマズローの五段階欲求説を
引きながら"アイデンティティの獲得・プロセス表"の、"希望"、"意思"、"目的"、"有能性"、
"アイデンティティ"のプロセス毎に、子どもにはなにが起こって、親はどう対応したらよいかを
丁寧に教えてくれます。読み込んでいくとなぜうまくいかないことがあるのか、うまくいかな
い理由はなにか、うまくいかなかった時にどこに戻ってやり直したらよいのかまで教えてもらえ
ます。
クライエントさんと向き合っていると苦しい症状(対処方法)ではあるものの、「これは、
"いま"、この人に必要なことが現れているのだ」と思えることがあります。『退行』も、その
ひとつです。そんな、私の経験や感覚的な理解も支持してもらえるような書き出しで始まります。
この部分だけをとっても、著者・桝田さんは、実践をとおして考えて、行動することを繰り返し
てきた[実務家]だということがわかります。だから説得力があるのです
「直したものはぶり返す、安らぎから治ったものはぶり返さない」。これなのです!!!
ある精神科を訪ねたことがありました。そこの先生は、40分ほど、うなずきながら私の話しを
聴いてくれて、話し終わったところで、こう聞いてくれました。"息子さんは、なにに困ってい
るのでしょうか?"。この時に、はっきり気づきました、"あぁ、息子が不登校になったことを
悩んでいるのは、私(自分)自身なんだ!"と。この先生のこの言葉で、息子のことに目が向か
ず、自分のことだけで精いっぱいだった自分に気づかせてもらいましたもう20年以上経つで
しょうか、この本を読みながら、あの頃のことを思い出しました。
エリクソンの発達モデル"アイデンティティの獲得・プロセス表"やマズローの五段階欲求説を
引きながら"アイデンティティの獲得・プロセス表"の、"希望"、"意思"、"目的"、"有能性"、
"アイデンティティ"のプロセス毎に、子どもにはなにが起こって、親はどう対応したらよいかを
丁寧に教えてくれます。読み込んでいくとなぜうまくいかないことがあるのか、うまくいかな
い理由はなにか、うまくいかなかった時にどこに戻ってやり直したらよいのかまで教えてもらえ
ます。
クライエントさんと向き合っていると苦しい症状(対処方法)ではあるものの、「これは、
"いま"、この人に必要なことが現れているのだ」と思えることがあります。『退行』も、その
ひとつです。そんな、私の経験や感覚的な理解も支持してもらえるような書き出しで始まります。
この部分だけをとっても、著者・桝田さんは、実践をとおして考えて、行動することを繰り返し
てきた[実務家]だということがわかります。だから説得力があるのです
「直したものはぶり返す、安らぎから治ったものはぶり返さない」。これなのです!!!