刑法各論 (伊藤塾呉明植基礎本シリーズ 2) の感想

条文→保護法益→客体などといった流れで片っ端から罪状をさらっていきます。

刑法各論は総論に比べると学説の対立は激しくないですが、代わりに分量がとても多い科目です。
とりあえず知識は丸暗記したけど、実際に答案を書くときにうまく使えないなんて人もいるんじゃないでしょうか。
そんな人にこの本はお勧めです。記述はあっさりしていますがポイントを的確についているので理解しやすく、
それほど分厚くもないので頑張れば1日で読破も可能です。
読み終わる頃には刑法各論の体系が頭の中に出来上がっているでしょう。

かなり突っ込んだ記述もあるので上級者の方でも一読の価値はあると思いますよ。

そして呉先生、次の本はいつでるんでしょうか？