ディープインパクト不況 中国バブル崩壊という巨大隕石が世界経済を直撃する (講談社+α新書) の感想
参照データ
タイトル | ディープインパクト不況 中国バブル崩壊という巨大隕石が世界経済を直撃する (講談社+α新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 真壁 昭夫 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784065182741 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 各国経済事情 » 世界 |
購入者の感想
過去の歴史をみると、新興の大国では例外なくバブル経済が発生して崩壊している。次に舞台となるのが中国なのは明らかで、いつバブルが弾けるかは衆目の注視するところだろう。筆者は現在の中国が抱える以下の問題点を列挙して、2025年までにバブルが崩壊すると予言する。
・途方もない過剰生産設備
・不動産から株へのバブルの乗り継ぎ
・政府と民間の過剰債務
・個人消費の不振
・米中の貿易摩擦
・共産党の威信や求心力の低下
どれも周知のことだが、問題はこれらの事象がどのようなメカニズムでバブルの崩壊を引き起こすかということで、本書ではこの肝心な点が説明されていない。中国バブルの崩壊が懸念されて久しいが、意外に現実化しないのは、アメリカや日本などと違って中国が共産党の独裁国家だからではないだろうか。この大きな相違点がバブルの崩壊にどう影響するかを明確にしなければ議論の説得力に欠けると思う。
・途方もない過剰生産設備
・不動産から株へのバブルの乗り継ぎ
・政府と民間の過剰債務
・個人消費の不振
・米中の貿易摩擦
・共産党の威信や求心力の低下
どれも周知のことだが、問題はこれらの事象がどのようなメカニズムでバブルの崩壊を引き起こすかということで、本書ではこの肝心な点が説明されていない。中国バブルの崩壊が懸念されて久しいが、意外に現実化しないのは、アメリカや日本などと違って中国が共産党の独裁国家だからではないだろうか。この大きな相違点がバブルの崩壊にどう影響するかを明確にしなければ議論の説得力に欠けると思う。