心の傷を癒すカウンセリング366日 (講談社+α文庫) の感想

ふと今日読み始めたら、内容がとてもいいのでレビューを書きたいと思いました。
ACのアファメーション(自己肯定)の為に書かれた本だと前書きにありますが、非常に読みやすく、ACの本は何冊か読んだのですが、この本はその中でも、かなりおすすめです。
日毎に短いメッセージが書いてあり、その中に自分や問題に対する向き合い方、考え方、意識の持ち方、自分をいい方へ持って行くにはどうしたらいいか等が書いてあり、読むと素直に内容が入って来ます。
ACは極端に物事や感情を捉えがちですが、この本を読んでいると、自分を持ち、育てることの大切さを感じます。
何回も読み、成長を促す本だなと思いました。

思春期以降、細かいことで色々悩んじゃうこと多いですよね。
自分をだいじにできないまま大人になっていたり。
そんな人生の途上で、とても役立つ本です。

簡単にすぐ読める区切りで、一日ごとに書かれています。

私はこの本の内容は卒業しましたが、まだそういう事で悩んだり困ったりしている人を見ると
買って贈ったり、伝えたりしている本です。

　ＡＣ（＝アダルトチルドレン）や共依存症からの回復途上にある方にお勧めです。

　ＡＣや共依存症から回復する過程では、自身の回復の遅さに地団駄を踏んでみたり、自分だけが悪いのではと自責の念にかられたり、過去に傷つけた人を許せなかったりします。そんな、回復途上にある人に向けて、様々な前向きになれるメッセージが１年３６６日分綴られています。

　ただし、この本を読むだけでは、必ずしも心の癒しが得られるとは言えません。
　臨床心理士さんなどのカウンセラーと相談をして自身の心の中のモヤモヤを吐き出していくこと等、問題解決に向けて総合的にアプローチをした上で、この本を利用すると良いと思います。

　私自身も、ＡＣ・共依存症で現在カウンセリングを受けており回復途上と言えますが、何かある度にこの本を読み返しています。そして、読み返す度に、「自分は自分でいいんだ」と前向きな気持ちになれ、この本に助けられているといった感じです。

　なお、この本の中には「〜しましょう」といった記述が多く見受けられます。中にはそういった記述から義務感・圧迫感を受けるという方もいらっしゃると思います。そのような方は、まずはカウンセリングなどを受けて、時期を見計らってこの本を利用なさると良いと思います。