昭和史-1945 (平凡社ライブラリー) の感想

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参照データ

タイトル昭和史-1945 (平凡社ライブラリー)
発売日2009-06-10
製作者半藤 一利
販売元平凡社
JANコード9784582766714
カテゴリ »  » ジャンル別 » 人文・思想

購入者の感想

僕は、いわゆる「歴史」に苦手意識があって
受験が終わった後は、興味のある国や地域、時代の歴史を
かいつまんで勉強して、その中で
「歴史って面白いなあ」と思うようになりました。

そんな中で出会ったこの本は、まさに「ドンピシャ!」
というにふさわしい本。

歴史の解説本でありながら、著者の半藤さんが
分かりやすい言葉と口調で、明治維新からWWIIの敗戦までを
世界各国との細かいやりとりや綾も含めて
編年体ではあるもののストーリー仕立てで書かれているので、

高校までの近現代史の一通りの知識があれば
すらすらと読めるのではないかと思います。

それにしても、この本を読んで改めて
昭和時代から、トップに立つ日本人は頭が悪いことと
マスゴミはゴミだった、ということが分かります。

歴史はどうしても、主観が入り交じってしまって
思想的な左右がどうこう、という話と絡まり合ってしまいますが、
左でも右でも、この本を通して
当時日本がどういう流れで歴史を歩んで行ってしまったのか、
どんな考え方が世の中を支配していたのか、
ということを「客観的に」学ぶことは、多いに価値があると思います。

読みやすい書き方になっている一方、
内容が骨太なので、一通りの教養がないと
読み進めるのは大変かも知れませんが、
これが歴史教育のスタンダードになるべきなんじゃないか、
と言っても全く言いすぎではないくらいに、学べる内容が多かったです。

歴史について苦手意識のある方も、手に取ってみて下さい。

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