魅惑のオペラ ニーベルングの指環 4 神々の黄昏(小学館DVD BOOK) の感想

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参照データ

タイトル魅惑のオペラ ニーベルングの指環 4 神々の黄昏(小学館DVD BOOK)
発売日販売日未定
製作者小学館
販売元小学館
JANコード9784094803648
カテゴリエンターテイメント » 音楽 » クラシック » オペラ・声楽

購入者の感想

第1幕の冒頭、ノルンたちの綱の予言で、神々の終末すなわち事業の失敗が暗示される。
 その後で、有名な「ジークフリートのラインの旅」が奏される。これは、新婚のジークフリートとブリュンヒルデの別れを描いている。ジークフリートは人間の世界に旅立ち、自分の事業の拡大を図る。
 一方、ニーベルング族のアルベリヒの息子、ハーゲンは、経営者で、ジークフリートを受け入れる。ジークフリートの成功は、世間では有名になっている。しかし、成功者を妬み成功を台無しにしようとする連中もいる。
 「神々の黄昏」は、すべて人間の世界で話は進む。ブリュンヒルデが結婚した後。ウオータンの事業は傾いており、妹のワルキューレが、ブリュンヒルデのところに来て、指環を渡して欲しいと懇願する。しかし、ブリュンヒルデはこれを拒絶する。
 一方、ジークフリートは、ハーゲンに魔薬を飲まされ、ブリュンヒルデが妻であるということを忘れてしまい、アルベリヒの娘グートルーネと結婚する。今流に言えば、青年実業家の不倫騒動というところだろう。ハーゲンは、夫の不倫に激怒したブリュンヒルデをそそのかし、ジークフリートの弱点を聞き出す。
 そして、狩りの最中、ハーゲンは、ブリュンヒルデとの記憶を思い出す薬をジークフリートに飲ませ、ジークフリートが、ブリュンヒルデが妻であることを思い出したところで、ハーゲンはジークフリートを殺す。これは、ジークフリートの事業の失敗を意味しており、それは、神々の終末につながるものである。
 そして、最後に全てが理解できたブリュンヒルデは、指環をラインの娘たちに返す。ブリュンヒルデは、ライン川のほとりに木を積み上げて、ジークフリートのなきがらを燃やし、ブリュンヒルデも、愛馬グラーネに乗って火に飛び込み自殺する。ハーゲンは指環を取ろうとするが、ラインの娘たちに水中に引き込まれる。
 最後、神々の城が火に包まれ、神々の事業も終末を迎える。これが、「神々の黄昏」の最後である。
 まさに恐るべき悲劇である。

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