ヘンデル:オルガン協奏曲集 の感想
参照データ
タイトル | ヘンデル:オルガン協奏曲集 |
発売日 | 2015-03-11 |
アーティスト | アラン(マリー=クレール) |
販売元 | ワーナーミュージック・ジャパン |
JANコード | 4943674203352 |
Disc 1 : | オルガン協奏曲 第4番 ヘ長調 作品4-4 第1楽章:アレグロ オルガン協奏曲 第4番 ヘ長調 作品4-4 第2楽章:アンダンテ オルガン協奏曲 第4番 ヘ長調 作品4-4 第3楽章:アダージョ オルガン協奏曲 第4番 ヘ長調 作品4-4 第4楽章:アレグロ オルガン協奏曲 第2番 変ロ長調 作品4-2 第1楽章:ア・テンポ・オーディナリオ、エ・スタッカート オルガン協奏曲 第2番 変ロ長調 作品4-2 第2楽章:アレグロ オルガン協奏曲 第2番 変ロ長調 作品4-2 第3楽章:アダージョ・エ・スタッカート オルガン協奏曲 第2番 変ロ長調 作品4-2 第4楽章:アレグロ・マ・ノン・プレスト オルガン協奏曲 第1番 ト短調 作品4-1 第1楽章:ラルゲット、エ・スタッカート オルガン協奏曲 第1番 ト短調 作品4-1 第2楽章:アレグロ オルガン協奏曲 第1番 ト短調 作品4-1 第3楽章:アダージョ オルガン協奏曲 第1番 ト短調 作品4-1 第4楽章:アンダンテ オルガン協奏曲 第7番 変ロ長調 作品7-1 第1楽章:アンダンテ オルガン協奏曲 第7番 変ロ長調 作品7-1 第2楽章:アンダンテ オルガン協奏曲 第7番 変ロ長調 作品7-1 第3楽章:ラルゴ、エ・ピアノ オルガン協奏曲 第7番 変ロ長調 作品7-1 第4楽章:ブーレ オルガン協奏曲 第10番 ニ短調 作品7-4 第1楽章:アダージョ オルガン協奏曲 第10番 ニ短調 作品7-4 第2楽章:アレグロ オルガン協奏曲 第10番 ニ短調 作品7-4 第3楽章:アド・リビトゥム オルガン協奏曲 第10番 ニ短調 作品7-4 第4楽章:アレグロ |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲 |
購入者の感想
感情を内に秘め気負いのない理知的な演奏スタイルで流れるように自然に奏された爽快なヘンデルの演奏である。カール・リヒターの熱気に満ちた情熱的オルガン演奏の対局に位置する。ヘンデル音楽が持つ広大さと大らかさが存分に味わえる実に立派な演奏である。欲を言えばもう少しヘンデルの短調が持つ力強さと憂いを帯びた緩徐楽章を味わいたいところであるが、選曲には明朗な曲が多い。バロック音楽愛好家にはお薦めである。
共演のフライブルク・バロック・オーケストラは馴染みがないのに精気に溢れた見事な演奏を聴かせると思い、後で解説を読んだところ、なんとアーノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとゲーベルのムジカ・アンティクヮ・ケルンで研鑽を積んだメンバーを母体としていて納得である。この盤は一聴して、オーケストラが音楽表現では主張してアランが堂々と受けて立つ演奏のように感じられることがあるのだが、さすがにアランの内面的な音楽性の高さには感服させられる。アランのオルガン目当てで購入したがオーケストラも期待を遥かに上回った。
共演のフライブルク・バロック・オーケストラは馴染みがないのに精気に溢れた見事な演奏を聴かせると思い、後で解説を読んだところ、なんとアーノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとゲーベルのムジカ・アンティクヮ・ケルンで研鑽を積んだメンバーを母体としていて納得である。この盤は一聴して、オーケストラが音楽表現では主張してアランが堂々と受けて立つ演奏のように感じられることがあるのだが、さすがにアランの内面的な音楽性の高さには感服させられる。アランのオルガン目当てで購入したがオーケストラも期待を遥かに上回った。