NHKガッテン! 血糖値をラク~に下げる! 科学の特効ワザ (生活シリーズ) の感想

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本書に載っていた血糖値を楽に下げる8つの方法をざっとまとめていく。

1，腸内環境を整える
海藻類やキノコ類などの水溶性食物繊維をたくさんとって腸内環境を整えると、インスリンの分泌を促すホルモン・インクレチンが出て血糖値の上昇を抑えることができる。

2，食べる順番に気をつける
野菜を最初に食べ、次に魚を食べるとインクレチンの分泌が増え血糖値の上昇を抑えることができる。魚の代わりに肉を食べてもインクレチンは分泌されるが、長期的に見ると肉を多く摂る人は血糖値が下がりにくくなってしまうのでそこは注意が必要になる。野菜の代わりに最初に魚や肉を食べても血糖値の上昇を抑えることはできるが、野菜を先にとったほうが糖だけでなく脂の吸収も抑えることができる。

3，ゆっくり消化される食材をとる
ゆっくり消化される食材をとると血糖値の上昇も穏やかになる。こんにゃくや海藻などのヌルヌル食材や、オクラや山芋などのネバネバ食材がその代表例になる。本書で特におすすめしているのはオクラで、オクラはそれ自体の糖質が少なく、糖の吸収を抑える働きがあるという。

4，楽な運動をする
寝たままや座りながらでも脚や腕、腰などを動かせば、糖が細胞内に取り込まれ、血糖値の上昇を抑えることができる。

5，インスリン治療を早い段階で行う
一般に、インスリン注射は最終的な治療法と思われがちだが、早い段階から行うとβ細胞を復活させることができる。Β細胞が復活すると薬の服用をやめられるケースもでてくる。

6，新薬のインクレチン関連薬を使う
投与回数は少なくてすみ、低血糖に陥いるという副作用もない。

7，歯周病の治療をする
歯周病菌が増えると、血糖値を下げるインスリンの働きを疎外する物質が増えてしまう。

8，血糖値を自己測定する
自分で血糖値を測り記録していくと、どんな食事や運動、生活習慣が血糖値を上げ、また下げるのかがわかり、自分の生活習慣や体質に合った改善法を発見することができる。また血糖値が下がったのを確認できるとやりがいを感じ、治療に前向きに取り組めるようになる。