500 Essential Words (Manhattan Prep GRE Strategy Guides) の感想

米国の公共政策大学院への留学準備用に使用しました。GREはとにかく英単語の知識なしには戦えず、多くの場合、限られた時間の中でできる限りの量の英単語を覚えることが要求されます。その意味で、単語カードの使用は（大多数の受験生にとって）最適な戦術だと思います。
よく「Barron’sの4000ワードを覚えれば完璧！」と言われますが、あれを単語カードにまとめて覚えるのは、おそらく時間的にかなり非効率です。また、独自に単語カードをまとめるのも時間が掛かります（カード作成中に単語を一つひとつ書くことで、暗記が捗る点は軽視できませんが）。
その意味で、このMANHATTANの単語カードは非常に重宝するものだと思います。
レベル的にも、最近のGREに沿ったものになっていますし、また、カード裏面の記述がかなり充実しています。
（昔のGREは、留学後に使う機会が決してないのではないか、、、という単語も覚える必要があり、それに合わせたレベルの参考書はあまり使わないほうが良いかと思います）

私は単語カードを50-100枚ずつ覚える際に、カードを何度もシャッフルする必要に駆られましたが、そのような使い方からすると、ややカードが大きいのが難点。
とはいえ、カードの大きさは先述の「裏側の記述の充実」とトレードオフであり、必ずしも決定的な欠点ではありませんでした。

なお、レベルの話に戻りますが、姉妹商品である"Advanced"よりも、まずはこの"Essential"をマスターすべきと思います。
個人的には"Advanced"のほうがレベルが低いようにも思いましたし、試験で問われるのも"Essential"の方が頻度が高かったように思います。