Draw Cars (Learn to Draw) の感想

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この本は「車を描いてみたいけど、どう描いていいかわからない」、
「メカも描けないし車描くのはムリかなぁ」という人向けだと思います

本の構成は大きく分けると
　１、真横から見た車の描き方
　２、ななめ上から見た車の描き方
となっています。

まず、この本のいいところは、「英語が読めなくてもいい」ところです。
ワンステップごとに丁寧に絵が描かれているので、
それらを見比べるだけでどこにどう線が加わったのかがすぐわかります。
英語オンチの私でも読みやすかったです（というか英文を読んでいない）。

そして描きかたも秀逸。
メカを描くときにはまずパースの話から入るのが定説ですが、この本は違いました。
「まず車輪の丸を描いて、ここに線を引いて、次はここに線を引いて…」
と描かれている通りにやっていけばいいだけです。いつの間にか車が描けています。
この描き方で車の形状を描くのに慣れれば、描くのがうんと速くなります。
そういう点で、パースアレルギーの人にもおすすめ。

地味に嬉しかったのは、巻末のオマケ「タイヤのホイール部分の模様」。
ホイールの模様って色々あるけど、描くとなると自信がない……。
巻末に11種類のホイールが載っているので、これを見ながら描けばそれっぽくなりそうです。

値段も1000円でお釣りがきますし、車を描く導入としてとてもいい本であると思います。
米アマゾンでも評価が高いみたいなので、そちらのレビューも読んでみてもいいかもしれません。