月刊WiLL (ウィル) 2018年 3月号 の感想

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タイトル月刊WiLL (ウィル) 2018年 3月号
発売日2018-01-26
販売元ワック
JANコード4910183970389
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合

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何とも、不明瞭な貴乃花親方理事の解任事件
その真相を、ロッキード事件やリクルート事件を追求した元東京地検特捜部長で、相撲協会の公益財団法人化に尽力、危機管理委員長を歴任・・と相撲協会の内部まで知り尽くした宗像紀夫氏が説き明かしてくれていますので、レビューしたいと思います

〇相撲協会の組織について
・元横綱日馬富士の暴行に端を発する今度の事件について、各種報道や相撲協会の決定に違和感を覚えている方も多いのではないでしょうか
・今回の騒動では、関係者の処分等について、協会の機関である理事会・評議員会・危機管理委員会という3つの組織が関与していますが、それぞれの役割が良くわからないという人が多い

〇理事会について
・貴乃花親方が理事を解任された協会ですが、本場所と巡業の興行を務める大相撲の元締めです
・不思議なことに、今回の件で協会内から貴乃花親方擁護の声は全く聞かれません。これは協会の内部構造を見れば納得できます
・10人ほどいる理事らで構成される常務会ですべてを決めています。理事会が人事と予算を全部握っている
・その理事長が八角親方で、多数派を占めており、協会内で八角さんと対立する貴乃花親方を擁護しようものなら、理事から排除される可能性が大きい

〇評議員会について
・協会は、以前は一般財団法人でしたが、2014年に現在の公益財団法人に移行しました
・公益財団法人になると、税制上の大きな優遇措置を受けることができます。そのためには、事業が公益に見合ったものであるかがチェックされなければならない
・そこで設置を義務つけられているのが評議員会です。評議員会の役割は、公益財団法人になった組織が、理事会で公益に沿わない、都合のいいことを決めて暴走するのを防ぐことです
・だから理事会よりも一段上の立場からにらみを利かせている「お目付け役」なのです。そして池坊保子氏はその議長をしています

〇危機管理委員会について
・協会は今回の貴乃花親方の行動を「不祥事」としていますが、協会内で不祥事が起きた際、協会の危機管理委員会が調査を行い、協会への報告や処分案を求めます

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