Guero の感想
参照データ
タイトル | Guero |
発売日 | 2005-03-29 |
アーティスト | Beck |
販売元 | Geffen Records |
JANコード | 0777966252223 |
Disc 1 : | E-Pro Que' Onda Guero Girl Missing Black Tambourine Earthquake Weather Hell Yes Broken Drum Scarecrow Go It Alone Farewell Ride Rental Car Emergency Exit |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ポップス |
購入者の感想
ミクスチャー感覚、宅録(ホーム・レコーディング)感覚で、ヒップホップ、ボサノヴァ、ノイズ、テクノ、R&Bをロックに織り交ぜて、トラックをつなげていく。そういう意味では、本作は『オディレイ』への再訪を果たしている、と言えるでしょう。
でも、ベックはあのころのベックではなく、『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』、『シー・チェンジ』をリリースしたベックでもあるので、本作は、『オディレイ』流のロックがいい意味で涸れている一方で、かたや『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』流にファンキーでソウルフルでもあり、こなた『シー・チェンジ』流にフォーキーでもブルージーでもあります。つまり、ロックを変えた時代の寵児に、この作品でまた返り咲いてやるぞ、という気負いはいっさいなく、等身大で音楽を作るベックがいます。
ただ、ベックの成熟ぶり、落ち着きぶりを物足りなく感じるかたもいらっしゃるでしょう。その場合、日本盤ボーナス・トラック三曲は、おそらく正規盤の雰囲気を落ち着かせるために省かれたと思われるほど、グルーヴが心地よく、とくに前の二曲はダンサブルな曲なので、この日本通常盤のほうをオススメします。というか、デラックス盤のほうは完全にベックのへヴィ・リスナー向きだし、日本盤ボーナス・トラックは正規盤のボツネタという観はまったくない曲なので、歌詞つきの輸入/正規通常盤との価格差を措いても、一般リスナーもこの日本通常盤を買うのがいちばんいいんじゃないか、とぼくは思います。とくにはじめてベックのアルバムを買うリスナーには、『ロッキンング・オン』2005年2月号でのインタヴューからベックの発言を引用した日本盤解説も有益でしょう。
ボーナス・トラックの歌詞・対訳がないのが残念。
でも、ベックはあのころのベックではなく、『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』、『シー・チェンジ』をリリースしたベックでもあるので、本作は、『オディレイ』流のロックがいい意味で涸れている一方で、かたや『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』流にファンキーでソウルフルでもあり、こなた『シー・チェンジ』流にフォーキーでもブルージーでもあります。つまり、ロックを変えた時代の寵児に、この作品でまた返り咲いてやるぞ、という気負いはいっさいなく、等身大で音楽を作るベックがいます。
ただ、ベックの成熟ぶり、落ち着きぶりを物足りなく感じるかたもいらっしゃるでしょう。その場合、日本盤ボーナス・トラック三曲は、おそらく正規盤の雰囲気を落ち着かせるために省かれたと思われるほど、グルーヴが心地よく、とくに前の二曲はダンサブルな曲なので、この日本通常盤のほうをオススメします。というか、デラックス盤のほうは完全にベックのへヴィ・リスナー向きだし、日本盤ボーナス・トラックは正規盤のボツネタという観はまったくない曲なので、歌詞つきの輸入/正規通常盤との価格差を措いても、一般リスナーもこの日本通常盤を買うのがいちばんいいんじゃないか、とぼくは思います。とくにはじめてベックのアルバムを買うリスナーには、『ロッキンング・オン』2005年2月号でのインタヴューからベックの発言を引用した日本盤解説も有益でしょう。
ボーナス・トラックの歌詞・対訳がないのが残念。