拡大する直接投資と日本企業 (世界のなかの日本経済:不確実性を超えて7) の感想
参照データ
タイトル | 拡大する直接投資と日本企業 (世界のなかの日本経済:不確実性を超えて7) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 清田 耕造 |
販売元 | NTT出版 |
JANコード | 9784757123199 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 |
購入者の感想
本書の直接投資というのは日本企業が海外へ投資する、という意味。
日本企業の海外進出について既知の研究内容を根拠として手広く語っているのが本書の内容。
文章は平坦でそこまで難しいところもないが、ビジネス書のような面白さはやはり余り無い。
一方でしつこいくらいに根拠となる論文を提示されるので印象論に陥らないのは非常に良かった。
(グレーなところはきちんとエビデンスが弱いと書いてあり丁寧。)
巷間で信じられている産業空洞化論も実際は確たるエビデンスは出ておらず、むしろ設備投資(機械化)の
影響が顕著であることや、外資系企業のリストラというのも100%の海外資本でないと国内企業と変わらない
等々なんとなく胡散臭いと思っていたところが否定されたりしていて個人的にすっきりした。
又、直接投資のタイプ(水平型や垂直型でどう違うのか)や、理論的には投資する国もされる国も利益を受けること等
直接投資がどういったものかの概説や、直接投資を行う企業別、国別のデータ等も参考になった。
日本企業の海外進出について既知の研究内容を根拠として手広く語っているのが本書の内容。
文章は平坦でそこまで難しいところもないが、ビジネス書のような面白さはやはり余り無い。
一方でしつこいくらいに根拠となる論文を提示されるので印象論に陥らないのは非常に良かった。
(グレーなところはきちんとエビデンスが弱いと書いてあり丁寧。)
巷間で信じられている産業空洞化論も実際は確たるエビデンスは出ておらず、むしろ設備投資(機械化)の
影響が顕著であることや、外資系企業のリストラというのも100%の海外資本でないと国内企業と変わらない
等々なんとなく胡散臭いと思っていたところが否定されたりしていて個人的にすっきりした。
又、直接投資のタイプ(水平型や垂直型でどう違うのか)や、理論的には投資する国もされる国も利益を受けること等
直接投資がどういったものかの概説や、直接投資を行う企業別、国別のデータ等も参考になった。