JR福知山線事故の本質―企業の社会的責任を科学から捉える の感想
参照データ
タイトル | JR福知山線事故の本質―企業の社会的責任を科学から捉える |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山口 栄一 |
販売元 | NTT出版 |
JANコード | 9784757121966 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
本書は、JR福知山線事故の本質を脱線ではなく転覆であることを様々な視点から論じている。その姿勢に、かつてのファインマン先生を思い出す。
1986年のスペースシャトル、チャレンジャー事故について、ファインマン先生は事故の直接原因となった「Oリング」の問題を、公式の席で人びとの前に実験装置を持ち出して示したのである。この指摘が余りに厳しく核心を突いていたために、ファインマン先生の報告文は、米大統領宛の報告書本文には入れられなかった。危うく抹消されるところだったが、先生も頑強に抗議して、かろうじて付録としてつけることになったというのは有名な話である。
JR西日本ではこれと逆のことが行われていたことが、やっと明るみに出始めた。民主党政権誕生の効果が早速現れたということか。
「NASAはサポートしてもらっている市民に対して率直に、正直に、情報提供する義務がある…中略… 広報活動より真実を重んじるべきだ。自然を出し抜くことなど出来ないのだから」というファインマン先生の言葉を関係者は肝に銘じて欲しい。
1986年のスペースシャトル、チャレンジャー事故について、ファインマン先生は事故の直接原因となった「Oリング」の問題を、公式の席で人びとの前に実験装置を持ち出して示したのである。この指摘が余りに厳しく核心を突いていたために、ファインマン先生の報告文は、米大統領宛の報告書本文には入れられなかった。危うく抹消されるところだったが、先生も頑強に抗議して、かろうじて付録としてつけることになったというのは有名な話である。
JR西日本ではこれと逆のことが行われていたことが、やっと明るみに出始めた。民主党政権誕生の効果が早速現れたということか。
「NASAはサポートしてもらっている市民に対して率直に、正直に、情報提供する義務がある…中略… 広報活動より真実を重んじるべきだ。自然を出し抜くことなど出来ないのだから」というファインマン先生の言葉を関係者は肝に銘じて欲しい。