オリオン ココアシガレット 6本×30箱入 の感想
参照データ
タイトル | オリオン ココアシガレット 6本×30箱入 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | オリオン |
JANコード | 0000049151558 |
カテゴリ | 食品・飲料・お酒 » カテゴリー別 » スイーツ・スナック菓子 » 駄菓子 |
購入者の感想
オリオンのココアシガレットが販売されたのが昭和26(1951)年のことだそうですから、その当時は2歳の頃で、屋外では納豆売りや金魚売りの
かけ声、そしてトウフ屋やアイスキャンデー売りのラッパの音が日常的に交差している時代でした。
終戦から6年が経過している頃でしたから、同製品のその悠久の歴史にはただただ驚嘆するばかりなのです。
初めてココアシガレットに出会ったのは1954年頃で、母親がおやつとして購入してきたものでしたが、その売価も5円で10円のキャラメルよ
りも安かったためでした。
パッケージの箱は10本入りピースを思わせる濃紺で、当時のココアシガレットは1本1本が本物のタバコのように紙でくるまれていて、食べる
時はその紙をクルリと剥がしてポリポリと食べるのですが、白い菓子の中央が鉛筆の芯のように薄茶色でほんのりとした上品なミントの味わい
でした。
当時はオリオン以外の会社からもココアシガレットが販売されていましたが、昭和30年代半ば頃から見かけなくなり絶滅してしまったと思っ
ていました。
つい最近、そのココアシガレットがフィリックスガムと同様、健在であることが解った時の驚きと喜び、そして、口に含んだ途端、一気に約
60年前にタイムスリップしたような不思議な感覚。
現在の製品は中心ばかりではなく全て薄茶色で紙に巻かれることなく裸のままビニール・パッケージに収まっていますが、その飾り気のない
ミントの上品な味わいは全く変わっていませんでした。
「そんな駄菓子のどこがいいの?」とよく言われるのですが、とんでもない、このオリオンのココアシガレットは戦後日本の文化遺産的な庶
民の味なのです。この製品の味を今後とも是非守り続けて欲しいものです。
かけ声、そしてトウフ屋やアイスキャンデー売りのラッパの音が日常的に交差している時代でした。
終戦から6年が経過している頃でしたから、同製品のその悠久の歴史にはただただ驚嘆するばかりなのです。
初めてココアシガレットに出会ったのは1954年頃で、母親がおやつとして購入してきたものでしたが、その売価も5円で10円のキャラメルよ
りも安かったためでした。
パッケージの箱は10本入りピースを思わせる濃紺で、当時のココアシガレットは1本1本が本物のタバコのように紙でくるまれていて、食べる
時はその紙をクルリと剥がしてポリポリと食べるのですが、白い菓子の中央が鉛筆の芯のように薄茶色でほんのりとした上品なミントの味わい
でした。
当時はオリオン以外の会社からもココアシガレットが販売されていましたが、昭和30年代半ば頃から見かけなくなり絶滅してしまったと思っ
ていました。
つい最近、そのココアシガレットがフィリックスガムと同様、健在であることが解った時の驚きと喜び、そして、口に含んだ途端、一気に約
60年前にタイムスリップしたような不思議な感覚。
現在の製品は中心ばかりではなく全て薄茶色で紙に巻かれることなく裸のままビニール・パッケージに収まっていますが、その飾り気のない
ミントの上品な味わいは全く変わっていませんでした。
「そんな駄菓子のどこがいいの?」とよく言われるのですが、とんでもない、このオリオンのココアシガレットは戦後日本の文化遺産的な庶
民の味なのです。この製品の味を今後とも是非守り続けて欲しいものです。