七菜乃 写真作品集 My Aesthetic Feeling の感想

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参照データ

タイトル七菜乃 写真作品集 My Aesthetic Feeling
発売日販売日未定
製作者七菜乃
販売元芸術新聞社
JANコード9784875865643
カテゴリジャンル別 » アート・建築・デザイン » 画家・写真家・建築家 » 写真家

購入者の感想

作った人は満足でしょうか。見る人は満足でしょうか。買い手がいて商品でもあるなら、見る側が満足するだろうか、その客観性があるべきだと思います。それが商品を作るプロの仕事だと思います。ではこの本はどうか。私には、ほぼアマチュアの作家だと思えます。繰るページ、繰るページ、ほとんど変わらない写真が続くからです。

今度は違う写真かな、と思ってページを繰りますよ。それでも同じ。次もほぼ同じ。失礼ながらこれが女の人の限界かなとも思います。客観性がない。巻末のインタビューにもありますが、インタビュワー(女性)が「誰かのためにとか、社会のためにとか…自分の見たい美のため、それでいいとおもいますね」と話す。半分同意しますがこれを取り違えると、自分が楽しかったらいい、客観性はそっちのけ、買う側もそっちのけ、そんな風になる。同じページが続くのはつまりそんな所ではないでしょうか。「私はこれが好きだから」だけで進むからこうなる。写真に遮を掛けるのはいいでしょう、でも全部が全部遮を掛けるなんて、飽きないの?作者は好きだから飽きないんでしょうが、見てる側は飽きますよ。そういうのが客観性、それが足りない写真集です。好きでやっただけ。試作集です。

SNS等々で自分を撮り、撮られ慣れるのはいいでしょう。それも時代。けれどそれは「自分はこれでいいと思う」を進ませるだけ。どこかで「ダメ出し」がないと人は伸びないのだと感じます。これが時代か。例えば、編集者がダメ出しをする、やり直す、書き直す、撮り直す、何度も。そして結果、最初より格段に良い物が仕上がる。物作りはそうやって精度を上げて来たのが今迄です。昨今、関わる人が少なく、なんなら自分だけで作ると、自分本位なだけの作品が氾濫する様になる。この本もその範疇にいると思います。

巻末のインタビューもインタビュワーが話の多くを喋っているのも又いかがなものかと。作者に多くを語らせないと。何となく「プロのいない社会」という、どの業界も直面している事がここにもあると感じます。

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