うちの母ってヘンですか? (Akita Essay Collection) の感想

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参照データ

タイトルうちの母ってヘンですか? (Akita Essay Collection)
発売日販売日未定
製作者田房永子
販売元秋田書店
JANコード9784253107341
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

本当にこの本の内容のような悩みを抱いている人の解決にはならないと思いますが、あー私だけじゃないんだ、とか、うちより酷い家もあるんだ、と共感出来て力が抜けると思います。毒親本は重過ぎて読むとぐったりしますが、田房さんの本は深刻ながら必ず笑えるので救われます。

恐らくですが、この本に出てくる母親全員に共通するのは専業主婦ってことかなと思います。
それもほとんど就業経験のない女性達。時代もあると思います。
こう言うとまるで専業主婦が悪いみたいですが、もちろん専業主婦の中にも良いお母さんは沢山います。
また、今の女性は母親になるまでに就業経験のない人はほとんどいないので、社会性を培うチャンスには恵まれています。
ここに出てくる母親達は社会経験が少な過ぎて、家の中だけで生きているので、自分が相当ずれている、ってことに気づく機会がなかったんじゃないでしょうか。少女から突然母親になってそのまま年を重ねたというか。
田房さんのお母さんが中世貴族風の格好で学校に現れるエピソードは思わず吹き出しちゃうし、こういうお母さんっているいるって思いますが、会社じゃあり得ないですよね。

日本の女性はずーっと専業主婦だったとも言えると思いますが、もっと前の世代は家社会っていう謂わば零細企業の一社員だったと思います。姑、小姑、親戚との付き合いが当たり前にあり、家事労働も今よりもはるかに重く、子沢山で子供はよく病気したり死んじゃったりもする、という中で子供に割ける時間もエネルギーも断然低かったと思います。
そんな生き方から解放された女性達の中に毒母候補が生まれちゃったのかもしれません。

それから、これだけ強烈な母親の元で育ってその遺伝子を半分受け継いでも、子供は真っ当に育つわけですよね。
反面教師なんでしょうか。
このコントラストがとても不思議です。
うちの家は、うちの母親はなんか変だな、と感じるそのセンサーってどこで育まれるんでしょうね。
親は無くとも子は育つってことなんでしょうか。

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