消えない - EP (特典なし) の感想

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参照データ

タイトル消えない - EP (特典なし)
発売日2019-10-23
アーティスト赤い公園
販売元ERJ
JANコード4547366423686
Disc 1 :消えない
Highway Cabriolet
凛々爛々
HEISEI
Yo-Ho
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » J-POP

購入者の感想

「ボーカルが変わったって関係ない」そう書こうかと思いました。でも全然違った!関係あるんだよめちゃくちゃ。

消えない、Highway Cabriolet、凛々爛々、HEISEI、Yo-Ho、新体制初のパッケージ作品を彩る「全曲主役」とも言うべき瑞々しい新曲たちは新ボーカル石野理子無くしては生まれ得なかったはずだからだ。

もともと赤い公園というバンドはアルバムごと、シングルごと、いや1曲ごとに前とは全然違った顔を見せてくれるバンドであり、ジャケの話ではないが、カメレオンですら追いつけないほど色を持ったバンドだったと思う。

「変わり続けること」こそが赤い公園の変えようのない大きなテーマだったんじゃないだろうか。

不動のボーカリストが変わること、赤い公園本人達にとっても予期しない最大級の変化だ。正直、今後このバンドを熱を持って聴くことが出来ないんじゃないかという大きすぎる喪失感を味わったファンも多かったことだろう。

そこへ来ての石野理子、とんでもない鬼を見つけてきたものだ、と思う。ステージ上での堂々とした立ち振る舞いはしなやかで美しく、歌声の力強さに魅了される。この人がこの先このバンドを引っ張るエンジンになるのだと、素直に確信させられてしまった。既存曲も初めて耳にする新曲も「赤い公園の音楽」として高らかに生命力を帯び鳴り響いていた。これってすごくない?

しかしいくらエンジンが巨大で強靭でもそれ以外が脆弱ならバンドは成り立たない。津野米咲、藤本ひかり、歌川菜穂、「赤い公園」という手綱を手放さなかった、手放せなかった3人だからこそ石野理子をこれ以上ないというほど生かせたし、石野理子だからこそ、毒と華、両方を携えた唯一無二のバンドの細胞を再び蘇らせることが出来たのだろう。

“バンドは生き物”というのは本当だった。

これからの赤い公園が楽しみで仕方がない。…というか怖さすら感じる。一体いつまでこのバンドに狂わされ続けるんだろう。完膚なき傑作。

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