ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち の感想

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参照データ

タイトルナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち
発売日販売日未定
製作者ニール・ゲイマン
販売元書苑新社
JANコード9784883752317
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

購入者の感想

オカルト探偵もの・・・と云うよりは、超常存在、又は事象が絡むオカルトミステリーものの特集。
●ジョン・ディクスン・カー「目隠し頭巾」
典型的な幽霊譚。幽霊が暴く犯罪、と云ったところか。
●朝松健「井戸底の星空(後篇)」
一休とヒロイン森さんの過去に纏わる事件の解決篇。他人事ではなく一休自身の事件でもある。
●ニール・ゲイマン「死と蜂蜜」
シャーロック・ホームズの老後を扱ったもので、ファンタジーと云うよりは幻想小説か。或る一つのガジェットを除けば超常的な部分は皆無と云う点で、今号の掲載作品としては異色作。
●ダイアン・フォーチュン
映像向きの吸血鬼もの。吸血鬼の存在を捻った設定にしている様に見えるのは、作者自身が心霊の関わる事例を扱うオカルティストであるからかも知れない。
●小林正親「ひふみゆらゆら」
何が本当で何が幻だったのか、全てが痴呆症の老人の妄想に過ぎない可能性も存在する怪奇譚。探偵役(?)のヒロインが何も断定していないのが良い。
●ウィリアム・ミークル「泣き叫ぶ女」
カーナッキもの。カーナッキものは本家でも地味なミステリタッチのものから派手なもの迄様々だが、本作は派手な部類に入る。
●キム・ニューマン「砂漠の城」
 「ドラキュラ紀元」の世界を舞台に、一人の人間の探偵が、著者の永遠のヒロイン(?)ジェヌヴィエーヴと共に、ヴァンパイア達に浚われた娘を追う。

旧ナイトランドに登場したオカルト探偵ものは外されているらしく、ロン・シフレットやジョー・R・ランズデールのシリーズものは収録されていない。今迄知られていないものを紹介しようと云う試みなのだろう。折角なのだから故C・J・ヘンダースンの作品も何か一つ紹介して欲しかった気もする。
それにしても、そろそろ怪物特集かクトゥルー神話特集を読んでみたい。
                         

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