ロックスミス(リアルトーンケーブル同梱) - Xbox360 の感想

ゲーム的な要素と、教材的な要素がうまい具合のミックスされていると思います。
ターゲットとしては、ギター未経験〜途中で投げ出してしまった人といった所でしょうか？

以下、私なりの感想です。

■ギター安いもので良い。
他のレビュアーの方も、仰ってますが、「ある機種のギター」の音をエミュレーションするので、手持ちのギターの音色による影響は少ないです。（ハムバッカーとシングルコイルの違いはでますが）
裏を返せば、ギター未経験者にとって敷居となる「ギターは高い」といったハードルを下げるのが目的なんだと思います。ただし、安物でも音痴なギターはダメでしょう。Ibanez GRX90か、あるいは2〜3万クラスものなら充分ではないでしょうか？
単音弾きや、パワーコードならハムバッカー、コードならシングルコイルの方が「ゲーム上の判定的」な反応が良い気がするので、コイルタップできるギターだといいかも知れません。

■楽曲について
確かにメタル系が少ないという意見もありますが、私が思うに制作者側のライセンス担当が、片っ端からアーティストに声掛けて集まったのが現状の収録曲だと思います。
私自身、コンテンツの権利関係の仕事をしていた経験からの推測ですが、配信側はあまり選り好みしない傾向です。
アーティストサイドとしてみれば、全く未知のメディアにコンテンツを提供（それも楽曲のスコアやミキシングとかいじられるわけですから）するので、制作側としては、色々と理解を得るのに苦労をしたのではないかと思います。
逆に、このゲームが売れれば、新しい音楽配信、あるいはプロモーションのスタイルとして、実績ができるわけで、楽曲を提供するアーティストも増えると思います。
（私自身、このゲームでプレイしてCDを買おうと思ったアーティストがいましたから）

■残念な点
運指とか、ピッキングに関するレクチャーやトレーニングが全くありません。
実際の所、ゲームシステム上、運指やピッキングを判定する方法はないですが、ギターを弾く上に重要な点がスポイルされてるのは残念です。