ジョージ・ハリスン帝国+1 の感想

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参照データ

タイトルジョージ・ハリスン帝国+1
発売日2018-12-12
アーティストジョージ・ハリスン
販売元ユニバーサル ミュージック
JANコード4988031308790
Disc 1 :二人はアイ・ラヴ・ユー
答は最後に
ギターは泣いている
ウー・ベイビー、わかるかい
悲しみの世界
君を抱きしめて
つのる想い
哀しみのミッドナイト・ブルー
暗い偽り
主人公レッグス
ギターは泣いている (プラチナム・ウィアード・ヴァージョン) (ボーナス・トラック)
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » ロック

購入者の感想

購買層が否定的なついて回る宗教色を一切廃したポップな作品群である。前作での失墜の挽回を図った感のあるオリジナル・アルバムで、前作の酷評を帳消しにすべく間髪入れずリリースした印象がある。北米ツアー後のインタビューだったか、ジョージは「皆が好きな曲を演奏して喜ぶのはわかっているが、そういうのは嫌なんだ」という旨のコメントをしている。そんなジョージが自身のプライドを回復すべく大衆迎合的アルバム制作を図ったとすれば、どれ程の葛藤があったろうか… 狙いは的中したようで、メディアへの受けも概ね良好だったのだが、日本ではヒットチャートを席捲した「二人はアイ・ラブ・ユー」も全米では最高位が20位(アルバムは8位)の結果で勝負に出たジョージには当ての外れた結果であっただろう。そして、次作よりはアルバム、シングルともにベスト10には長らくチャート・インから遠ざかることになっていく。
このアルバムの中身について言えば、ラスト曲が象徴的だがキーボード・プレイヤーのアルバムであるかのような印象を持たされる。発売当時のヒット・チャートは、エルトン・ジョンが将に絶頂期でありその影響もあったのか、当時無名のデビッド・フォスターをメイン起用して、その他レオン・ラッセル、ニッキー・ホプキンス、ビリー・プレストン、ゲーリー・ライトの客演というキーボードが溢れる作りになっており、スペクターとは違った鬱陶しい位の音の壁様鍵盤と全体を包む気怠い物憂げなトーンは、ファンがジョージに求める音楽性との乖離を生じさせたかもしれない。
アナログ盤は、それをダイレクトに受けて前作のシンプルでシャキシャキした歯切れの良いストレートな音質とは真逆の籠ったうような音質であったが、CD化はリマスターを重ねていくとオリジナル音源に比して混ざり合った音が鮮明になって音圧も向上され、聴き易くなってきたように思える。

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