アリアンロッド2E・リプレイ・アイテムマスターズ 刀鍛冶の用心棒 (ドラゴンブック) の感想

アリアンロッドサプリのアイテムガイドの紹介リプレイ。
アイテムガイドの目玉のスロット武具(スロットにアイテムを埋め込んで強化する武器)と
伝承武具(特徴、呪い、伝承等のいわくがある武器、例：ストームブリンガーみたいなの)の例示なのだが、
課金ガチャで伝承武具が作成できる自販機がダンジョンに在ったのが題記の惨事を呼び込んだ。

プレイヤーは駒尾真子さん、鈴吹、Oはた、かわたなの面子。
駒尾さんはダブクロリプレイ以来だが、後書きで紹介されているような素敵に計算高い(ほめ言葉)ガチゲーマーでした。

スロット武具は色々とカスタマイズできるとあって(属性付与/対敵特効(ギルマンに特効ダメージとか)等)、
ダンジョンの事前の情報収集が重要になるのに、かわたなさんの多忙のためにシーフ無しで第一話をやるハメになる面々。

達成値の高/低で集まる情報のランクが変わるのに、
フェイトを惜しんだのか高い達成値情報を取らないまま突っ込むメンバー（シーフもいないのに）、
課金ガチャで微妙な武器を次々作成してお金をどぶに捨てるギャンブルの魔性、
なんかクライマックス前にお腹いっぱいになる前半部でした。

後半部は前半部に出てきたストーリーを収束させるためのラスボスの情報集め、武器作成と決着だけなのですが、
きくたけだけあって、怪しいと思わせておいて実は真の黒幕は？とか、
他のパーティの救出とガチャとを天秤にかけるとか、やっぱりあった課金ガチャでゴミ武器作成とかで、
するすると最後まで楽しく読んでしまいました。