集中治療,ここだけの話 の感想
参照データ
タイトル | 集中治療,ここだけの話 |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260036719 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 救急医学・集中治療 |
購入者の感想
書店で内容を確認して購入。
まずテーマ選定が絶妙である。上の目次を見て頂きたいが、「そうそう、それそれ! それが知りたいんです」という内容が厳選されている。個人的には一番最初の小見出しが「Intensivistは必要か?」というのはビックリした。
集中治療の類書としてはIntensivist誌が挙げられる。著者の方々もそちらでお名前を拝見する方が多く、そのためかEvidenceを重視しながらもそれにとらわれないスタンス、語り口も似て取っつきやすい。一つ一つの記事がマニュアル的でなく背景知識や病態生理も考察し、実臨床にも即していて読み応えがある。
Intensivist誌は年2万円近い購読料が必要で、一冊で個別の特集を深く掘り下げる形式なので網羅性に欠ける。定期購読や病院購入してない場合、個人で既刊40冊を揃えるのも大変。その点本書のコストパフォーマンスは圧倒的である。
私は個人的には、集中治療と一般診療は明快に区切られるものではなく、一般診療においても集中治療的なアプローチが必要な場合があると考えているし、実際そういう場面にも遭遇する。そういう目でこの本を拝見すると、なるほどこれからの診療に役に立ちそうな内容も散見される。
だいたいこんな良書が集中治療医だけで読まれていいはずがない。読み応えも十分。5000円は決して無駄にはならない。まず書店でご一読を。
まずテーマ選定が絶妙である。上の目次を見て頂きたいが、「そうそう、それそれ! それが知りたいんです」という内容が厳選されている。個人的には一番最初の小見出しが「Intensivistは必要か?」というのはビックリした。
集中治療の類書としてはIntensivist誌が挙げられる。著者の方々もそちらでお名前を拝見する方が多く、そのためかEvidenceを重視しながらもそれにとらわれないスタンス、語り口も似て取っつきやすい。一つ一つの記事がマニュアル的でなく背景知識や病態生理も考察し、実臨床にも即していて読み応えがある。
Intensivist誌は年2万円近い購読料が必要で、一冊で個別の特集を深く掘り下げる形式なので網羅性に欠ける。定期購読や病院購入してない場合、個人で既刊40冊を揃えるのも大変。その点本書のコストパフォーマンスは圧倒的である。
私は個人的には、集中治療と一般診療は明快に区切られるものではなく、一般診療においても集中治療的なアプローチが必要な場合があると考えているし、実際そういう場面にも遭遇する。そういう目でこの本を拝見すると、なるほどこれからの診療に役に立ちそうな内容も散見される。
だいたいこんな良書が集中治療医だけで読まれていいはずがない。読み応えも十分。5000円は決して無駄にはならない。まず書店でご一読を。