Eric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方 の感想

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参照データ

タイトルEric Sink on the Business of Software 革新的ソフトウェア企業の作り方
発売日販売日未定
製作者Eric Sink
販売元翔泳社
JANコード9784798117508
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » IT » 情報・コンピュータ産業

購入者の感想

小さな規模から始めるソフトウェア開発・販売の知見が得られます。以下に感心した点を述べます。

・バージョン1.0の意義は次のバージョンを開発する費用を調達することにあるので、なるべく短い期間でバージョン1.0をリリースする。起業まもなくの収入がゼロに近い時期では特に早めに商品をリリースする必要がある。
・競合のいない分野はマーケットがないだけの可能性が高いので、競合のある分野で差別化をねらう方が低リスク
・ゲームソフトを売るよりも、何かの問題(不便・不満など)を解決できるソフトの方が確実性が高い
・価格づけは、競合の製品より高い付加価値を提供することを前提にして高い値段づけを考える。極端な話、競合の製品より4倍高い付加価値があるのであれば、4倍の値段にする発想。
・顧客によって払える金銭の余裕度が異なるので、本来顧客により最適な価格が異なる。製品の種類をスタンダード版・プロフェッショナル版・エンタープライズ版などに分けて異なる価格づけをする手段がある。
・セールスの際には、その商品が顧客にどのような問題を解決させ、どのように付加価値を与えるのか説明する。顧客の抱える不便・不満を顕在化させ、その商品がいかに役立つか強調する。
・起業のプランニングをするときには一年のキャッシュフローをまず表計算シートに可視化すること。開発期間は2倍程度に長く、費用も2倍程度に大きく見積もり、収入の見込みは半分程度に抑えめに書く。
・単純に貸借対照表や損益計算書を見ていてもわかりづらいが、資産としての価値は現金とその他では大違い。資産として計上された「牛」で給料は払えない。現金が王様。

(以上は自分の言葉で書いているので、厳密な表現は異なるかもしれません)

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