地形のヒミツが見えてくる 体感! 東京凸凹地図 (ビジュアルはてなマップ) の感想

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参照データ

タイトル地形のヒミツが見えてくる 体感! 東京凸凹地図 (ビジュアルはてなマップ)
発売日販売日未定
製作者東京地図研究社
販売元技術評論社
JANコード9784774164236
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » 歴史・地理・旅行記 » 紀行文・旅行記

購入者の感想

 本書の内容については、編著者である株式会社東京地図研究社の
社長である塚田野野子(つかだ・ののこ)氏が、次のサイトで詳細
に紹介している。一読をお勧めする。
www.jsprs-w.org/meetings/data/w0082_tsukada.pdf
 この会社の創業者が、陸軍参謀本部陸地測量部・地理調査所出身
とのことで、伝統のある地図作成会社なのであろう。
 凸凹地図の作成は、お手の物であろう。執筆者が、理科系と文化
系なのか、説明文も、ほどよく両者の情報がミックスされている。
 東京の凸凹地形が、カラーの「陰影段彩図」(22頁)で見やすく
示されている。
 この凸凹地形図には、主要な道路や鉄道・地下鉄路線が重ねて表
示されているので、現地の特定が可能である。
 江戸時代の情報も、凸凹地形図に表現されている。
 51頁には、「江戸時代以前の海岸線」と「明治初期の海岸線」が
点線で示されている。東京駅と有楽町駅とが、埋め立て前の「日比
谷入江」に所在している。
 71頁の凸凹地形図は、江戸時代の情報が満載である。貯水池であっ
た「溜池」が青色の台形で、赤坂川・桜川・太刀洗川などの川や、
青山上水が青の点線で示されている。なお、この図記載の「日比谷
通り」は、誤植。116頁の凸凹地形図の「日比谷通り」が正しい。
71頁と116頁の「芝公園」が東京タワーの北に表示されているが、
正しくは東側である。
 81頁の凸凹地形図には、渋谷川本流と河骨川・代々木川・宇田川
などの支流が青い点線で示されている
 89頁の凸凹地形図には、「東京地図研究社」の飯田橋支所が記載さ
れているのは、ご愛敬である。
 凸凹地形といえば、坂である。坂名の記載が多いほど、現地の特定
がしやすくなる。できれば、坂名の記載を多くしてほしい。その点で
星4つとした。

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