ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 F-14A トムキャット オツ線 大西洋空母航空団 プラモデル E14 の感想

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今回、評価は星4にしましたが、ちょっと説明を付け加えたいと思います。

本当は星5なんかじゃぜんぜん足りなく、星を10個も20個も付けたい出来栄えです。
完成した際の見栄えは本当に素晴らしく、F-14独特の凛々しい姿が完璧に再現されています。
モールドは凹で各所に完璧に刻まれており、おまけにエンジン内部やコクピット内部のエッチングパーツまで付いてきます。
さらに、製作者の好みによっていくつもバージョンを選べるようになっており、バージョン違いの部品も完璧に揃ってます。
デカールも非常に豊富で、もちろんこれも色々なバージョンを選べるようになっています。
僕は黒い尾翼にドクロマークで有名なジョリーロジャー仕様で製作しましたが、もうかっこいいの何の。
さらにはコクピット展開状態に加え、昇降梯子や乗り降り用のステップ展開まで再現できる選択の自由度。
おまけに、主翼稼動機能のあるモデルですら省略されがちな前後フラップの変形まで再現できます。（ただしどれも稼動はせず、選択固定式）
主翼前の、ストレーキ側面のヒレ（？）の展開や、エアブレーキの展開も再現できます。
トドメに、主翼端のライトやノーズのセンサ部分などは全てクリアパーツ。
まさに至れり尽くせり、完成したときの出来栄えは文句の付けようがありません。
完　成　し　た　と　き　の　出　来　栄　え　は　。

星１を減点した理由は、完成するまでの過程にあります。
はっきり言ってこれ、初心者がうかつに手を出していい代物ではありません。

固体差もあるのかもしれませんが、まず箱を開けてランナーを見てビックリ。
全ての部品がバリだらけなのです。
『餃子のパリパリの羽』と言えばイメージして頂けるでしょうか。
全ての部品の全部の辺からその『餃子の羽』が出てると思ってください。
もう本当にバリだらけ。組み立てる時間の半分以上は、バリ取りと、取った後の整形だと思って差し支えないです。
さらにパーツの合いもお世辞にも良いとは言えず、しっかり作ってやろうと思ったらかなり高度な修正技術が必要になります。