ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角川選書) の感想

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タイトルウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角川選書)
発売日2019-04-26
製作者古田 徹也
販売元KADOKAWA
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

まだ読み始めたばかりで1割程度。
ただ、わかりやすく読み解けそうな気がしていて動揺している。

あのワケわからん論理哲学論考をカッコつけて読み始めたはいいものの数ページでブン投げた、という中二病患者諸氏ならば共感してくれると思うのだが……あの本のややこしさの原因の多くは、「序盤から抽象的な語彙を連発され、具体的に何の話なのかがわからない」ところにあると思う。

事柄、事態、事実……???
と。

本書の優れているところは、それらを実例などあげ、わかりやすく噛み砕いているところだ。
「命題」「真」「偽」あたりの数学?論理学?の用語を聞きかじってさえいれば、わかるような気がしてくると思う。

ドストエフスキーの「罪と罰」の「どれが誰だかわからない」現象も、「同じ人間でも呼称が変わる」というポイントを知れば わかる気がしてくるのと同様、理解困難なものにはツボがあって、そこを抑えるとわかった気になりやすい、ということなのだろう。

ここまで書いて読破できなかったら恥ずかしいが、それでも良いと思っている。本書を1割程読んだだけでも、「さっぱりワケわからんものもわかっている人から教わるとわかる気がすることがある」という貴重な訓戒を得ることが出来たからだ。

そういった、まさに蒙が啓かれる体験をしたい方に、おススメしたい気持ちである。

(ちなみにカッコつけて書いたがドストエフスキーは結局読んでいない)

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