ラ・パティスリー デ・レーヴ レシピブック: 味覚の魔術師、フィリップ・コンティシーニのお菓子 の感想

ソフトカバーで値段から想像していたより小さく薄めの本でしたが、内容は濃いと思いました。
コンティシーニ氏がなぜこういうレシピを作ったのか、どうしてこのサイズにしたのか。そんな想いがコラムになって随所に掲載されています。写真の撮り方や作りなどが明るくて新しく、お店のイメージにあっています。
プロセス写真や絵による解説も載っているので親切だと思いました。ただし、お店のレシピをすっきりした書面に収まるように書くためか、”パートダマンド○ｇ使用””アングレーズを作る”という言葉が出てくるので、ある程度の基礎知識がないととまどうかもしれません。
印象的な形のパリ・ブレストやサントノーレからマドレーヌ、サブレなど作りやすいお菓子まで、お店で扱っているレシピが載っていてわくわくしました。
お店の雰囲気を楽しめる本です。