いびつな絆 関東連合の真実 の感想

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参照データ

タイトルいびつな絆 関東連合の真実
発売日販売日未定
製作者工藤 明男
販売元宝島社
JANコード9784800209917
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

う~ん。工藤本人はやっぱり根っからの関東連合人間てのは分かるかな。綺麗な言葉まとめてるけど、自身に対しての反省はないし、関東連合をかなり誇らしげ語ってる部分がかなり出てる。都合の悪い部分は隠してるしね。あるでしょ、もっと情けない話しが(笑)

石元太一の自伝『不良録』は奥歯に物が挟まったような、核心部分には触れない煮え切れなさがあったが、本書の場合は、全てを曝け出してやるという覚悟と潔さが感じられた。
(もっとも、現在、刑事事件として起訴されていない関東連合関係者の詐欺や薬物などの違法犯罪についてはもちろん伏せられ、著者自身の人物像や関東連合内での立ち位置はうやむやにされていたが……)

西新宿の撲殺事件以降、キム兄弟と対立抗争を激化させた関東連合は、彼らと渡り合うために暴力団と関係を深める。まず、その暴力団の組織名がバッチリと記されていたのには驚いた。
また、関東連合と交流のあった社長や芸能人の名前、AV出演した元芸能人の名前も伏字ではない。
そしてK(朝青龍事件の被害者)の手ほどきによって、彼らは六本木の繁華街でのし上がっていくものの、最終的にはそんな先輩のKをうざったく感じて捲ってしまう。そのクダリも興味深かったのだが、これもKの掲載許諾が取れていないであろうことは想像に難くない。

この本、大丈夫なのだろうか。
何がこの著者をここまで駆り立てているのだろうか、という思いで読み進めていくと、後半部の六本木撲殺事件以降の内部分裂のクダリにおいて、この本を執筆した動機が判明してくる。
長年続いた「いびつな絆」を、これを機にして解消したいということだったのか。

尼崎事件において角田が周囲の者たちを恐怖によって操っていたのと同様、関東連合(S53縲鰀58生まれ)も一人の異常人格者の力によって狂気を突っ走ったグループだったという事実は、意外でもあった。
身内同士で疑心暗鬼にさせ、チームを掌握する見立の手練手管はゾッとする。しかし、それは多くのサイコパスに共通するものなのだろう。

もっとも、穿った見方をするのであれば、海外逃亡中の見立に全ての罪を着せるためにこの本が記されたという推測もできる。海老蔵の悪評をマスコミを通じて広めたように、彼らは世論の印象操作ができることをすでに心得ているわけだ。
この本が世論や公判に与える影響は甚大であり、おそらく、警察・検察も苛立ちを募らせているのではないだろうか。

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宝島社から発売された工藤 明男のいびつな絆 関東連合の真実(JAN:9784800209917)の感想と評価
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