「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 夢を食った男たち (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトル「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代 夢を食った男たち (文春文庫)
発売日販売日未定
製作者阿久 悠
販売元文藝春秋
JANコード9784167321055
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇

購入者の感想

少年時代を山口百恵やピンクレディーとともに生きた自分としては、歌謡曲全盛の時代を創生した阿久悠の話がこのようにまとまって読めるというのは大変感慨深いものでした。

本を読みながらYouTubeで岩崎宏美がレコード会社の面々の前で「よろしくお願いします」とは言わずに「よろしく」と言った部分を確認したり、「天まで響け」といわれた「ロマンス(あなたお願いよ~)」を聴いて、あの頃を懐かしく振り返り、おもわず涙がこぼれてしまいました。

さすがにスパイダーズとかは自分の世代の前なのであまり名前とか言われてもわからないが、それでもYouTubeで青年の堺正章、井上順、かまやつひろしを見て(当然ですが)若いなぁと思った。これがエレキギターをつかった歌謡曲の始まりで、彼らの以前は、歌謡曲というと三味線を使っていたというから今からは考えられない。

スタ誕も番組が始まった頃は老若男女の歌自慢があつまったところに欽ちゃんのお笑いが入っていたようなシロモノが、桜田淳子の登場で、スターというのは「光っている」のが条件だということがわかったというから、桜田淳子の存在はそれほどまでにすごかったのだろう。

ピンクレディーの二人が登場したときは、「五番手くらい」に考えられていて、本命は清水由貴子だったという。たしかに清水由貴子の歌唱力とさわやかな笑顔は魅力的だけど、「ピンクタイフーン」の猛威をとめることはできなかった。「ピンクレディー」という名前を提案したのは都倉俊一で、それまでは「白い風船」という名前になる予定だったという。いや、ホント、「白い風船」にしなくてよかったですねー!
さすがの阿久悠も予測できなかったのが、お色気ジャンルで行こうとしたピンクレディーが、子供の間で大ブレイクしてしまったこと。自分も当時キャンディーズのファンでしたが、ミニスカで元気に全身でダイナミックに踊る彼女たちを見て、すぐにピンクレディーに乗り換えてしまったことを覚えています。

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