野田秀樹 赤鬼の挑戦 の感想
参照データ
タイトル | 野田秀樹 赤鬼の挑戦 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 野田 秀樹 |
販売元 | 青土社 |
JANコード | 9784791762903 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン |
購入者の感想
「赤鬼」をロンドン、タイ、ソウルで公演するまでの野田秀樹さんの「挑戦」。
ロンドン公演では、脚本の「英語化」(「米国語」を排し、英国の階級社会を踏まえて、登場人物に「どの階層の英語」を用意するか、日本語でしか伝わらない言葉遊びをどう英語で表現するか・・・)にはじまり、「英語」による演出など、「言葉」に振り回されながらも、「芝居」という言葉を超えた世界で理解しあおうとする、そんな野田さんの奮闘振りがよくわかって面白かったです。『北京のセールスマン」(アーサー・ミラーが1980年代に北京で「セールスマンの死」を演出したときの記録)を思い出しました。
昔、韓国語で上演された『熱海殺人事件』を大阪で見て大感動したことがあります。もちろん、私は韓国語がわかりませんし、そのときは原作のあらすじすら知りませんでした。それでも感動できるのが、芝居。この本は、演出の立場からそれを教えてくれました。
ロンドン公演では、脚本の「英語化」(「米国語」を排し、英国の階級社会を踏まえて、登場人物に「どの階層の英語」を用意するか、日本語でしか伝わらない言葉遊びをどう英語で表現するか・・・)にはじまり、「英語」による演出など、「言葉」に振り回されながらも、「芝居」という言葉を超えた世界で理解しあおうとする、そんな野田さんの奮闘振りがよくわかって面白かったです。『北京のセールスマン」(アーサー・ミラーが1980年代に北京で「セールスマンの死」を演出したときの記録)を思い出しました。
昔、韓国語で上演された『熱海殺人事件』を大阪で見て大感動したことがあります。もちろん、私は韓国語がわかりませんし、そのときは原作のあらすじすら知りませんでした。それでも感動できるのが、芝居。この本は、演出の立場からそれを教えてくれました。