デジタル放送局システムのしくみ の感想
参照データ
タイトル | デジタル放送局システムのしくみ |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | オーム社 |
JANコード | 9784274035685 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 電気・通信 » 通信工学 |
購入者の感想
認知度がいまいち低いBSデジタル放送ではあるが、放送のデジタル化は今後の地上波デジタル化を含めて避けられない流れである。地上波のデジタル化については、いわゆる「アナアナ変換」問題がなかなか解決しない状況ではあるが、それはさておき、放送のデジタル化の意義と、どういう仕組みで実現しているのかを知るのに、本書は適している。
敢えて言えば、現行の放送システムについての理解があればもっと分かりやすいと思われるので、前書きで「除いた」と書かれている「アナログ放送との共通設備」にも触れて欲しかった。なにせ一般の読者には目に触れることがない分野であるのだから。この点から本書は放送設備について、ある程度の知識を持っていることを要求しているのだが、記述はかなり平易であり、難しい部分は読み飛ばせば、システムのイメージをつかむことはできると思う。
参考文献が国内外の学会誌や、ARIBの規定、規格類ばかりであることが若い技術分野であることを物語っている。
ところで本文は横書きなのだが、技術系雑誌や書籍にありがちな、句読点に「,(カンマ)」「.(ピリオド)」を使用する書式となっている。個人的には、これでは日本語の文章を構成しないので「、」「。」で表記して貰いたいと思う。
敢えて言えば、現行の放送システムについての理解があればもっと分かりやすいと思われるので、前書きで「除いた」と書かれている「アナログ放送との共通設備」にも触れて欲しかった。なにせ一般の読者には目に触れることがない分野であるのだから。この点から本書は放送設備について、ある程度の知識を持っていることを要求しているのだが、記述はかなり平易であり、難しい部分は読み飛ばせば、システムのイメージをつかむことはできると思う。
参考文献が国内外の学会誌や、ARIBの規定、規格類ばかりであることが若い技術分野であることを物語っている。
ところで本文は横書きなのだが、技術系雑誌や書籍にありがちな、句読点に「,(カンマ)」「.(ピリオド)」を使用する書式となっている。個人的には、これでは日本語の文章を構成しないので「、」「。」で表記して貰いたいと思う。