F-14 トムキャット (世界の名機シリーズSE スペシャル エディション) の感想
参照データ
タイトル | F-14 トムキャット (世界の名機シリーズSE スペシャル エディション) |
発売日 | 2015-12-03 |
販売元 | イカロス出版 |
JANコード | 9784802200998 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 兵器・戦闘機 |
購入者の感想
F-14トムキャットの書籍は多数発売されており、「またか」と感じる人もいるかもしれません。しかし、わかりやすい機体解説と、イラン空軍機詳細の記事は一読の価値があります。機体解説は木を見て森を見ず的な細部のみにこだわったものではなく、しっかり順序立てて整理されていて好感がもてます。
そして、イラン空軍のF-14A、いわゆる「ペルシャ猫」の生息状況です。以前は、補充部品不足で、飛行可能機は10機程度にすぎないなどと言われていましたが、この情報は誤りでした。現在でも多くが可動状態にあり、かつてのイラン-イラク戦争ではイラク機をなんと数十機撃墜していました。湾岸戦争やイラク戦争で、アメリカ海軍のF-14の空戦実績が空軍のF-15に水をあけられたのは、イラク機がF-14のレーダー波を感知すると、空戦を避けたためという説が裏付けされた気がします。実際の可動機数や撃墜数は具体的に記載されているのですが、興味を持って、知りたい人は、本書を手に取ってみてください。
そして、イラン空軍のF-14A、いわゆる「ペルシャ猫」の生息状況です。以前は、補充部品不足で、飛行可能機は10機程度にすぎないなどと言われていましたが、この情報は誤りでした。現在でも多くが可動状態にあり、かつてのイラン-イラク戦争ではイラク機をなんと数十機撃墜していました。湾岸戦争やイラク戦争で、アメリカ海軍のF-14の空戦実績が空軍のF-15に水をあけられたのは、イラク機がF-14のレーダー波を感知すると、空戦を避けたためという説が裏付けされた気がします。実際の可動機数や撃墜数は具体的に記載されているのですが、興味を持って、知りたい人は、本書を手に取ってみてください。