コンサルティングの基本ベストプラクティス集 の感想

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参照データ

タイトルコンサルティングの基本ベストプラクティス集
発売日販売日未定
製作者神川 貴実彦
販売元日本実業出版社
JANコード9784534050854
カテゴリ »  » ジャンル別 » ビジネス・経済

購入者の感想

コンサルティングファームへの転職を検討しており、コンサルタントの業務内容の情報収集のために購入しました。
私自身、これまで情報収集はそれなりにやったつもりで面接に望んだのですが、
「コンサルティング業務の理解が浅い」と指摘されてしまい、襟を正しているところです。

結局、陥りがちな誤解というのは、コンサルティング業務とは独自の知見を提供することと捉えて、
求人票に書いてある内容を、そのまま顧客にアドバイスすると思い込んでしまうことだと思います。
そして、実際はどうやら、顧客が最終的なソリューションに納得して実行していけるよう、
そこに至るまでの気付きや理解、意思決定の一連のプロセスを一緒になって構築する、というのが重要なようです。
つまり、最終成果物の膨大な資料よりも、資料に残らない過程のほうに価値があるということ。

本書においては、他ではあまり見ることのできない、コンサルティングプロジェクトのマイルストーンの内容や、
その各段階でコンサルタントがどのように顧客に介入するのかを知ることができます。
またファームごとに、フレームワークの説明を重視するところや、具体的な会話例を示して臨場感を出すところ、
読者への示唆をしっかり残すところなど、切り口が様々で面白いです。
ちなみに私としては、顧客の納得感をいかに醸成するかという点で、マーサーの事例が参考になりました。
日本総研が述べている「コンサルティング業を取り巻く脅威」も、5年前の記述ながら重要だと思います。

本書を執筆されているのがコンサル転職エージェントの方なので、
内容にもファームの自己アピールが多少含まれるのですが、
コンサルティング業界を理解されたい方には良い本だと考えます。
ちなみに、そもそもコンサルティングの過程で本質的に何が起こっているの?というところでは、
有名ですが「人を助けるとはどういうことか」(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00R0TXPA6/)で理解が進みました。

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