週刊ダイヤモンド 14年12/27・1/3合併号 [雑誌] の感想
参照データ
タイトル | 週刊ダイヤモンド 14年12/27・1/3合併号 [雑誌] |
発売日 | 2014-12-22 |
製作者 | ダイヤモンド社 |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
2015総予測と銘打った100にも及ぶ旬なテーマが網羅されている。その体裁は、専門家による寄稿だったり、第一人者へのインタビュー記事だったりとテーマ毎に趣向が凝らされており、なかなか面白い。
ただ、それぞれの中身はと言えば、深いものから薄っぺらいものまで、まさに玉石混交である。特に残念な中身だったのは、「勝ち組の心構え」というテーマを扱ったサントリーホールディングス新社長・新浪氏へのインタビュー記事。以前は氏の経営者としてのアグレッシブな姿勢に共感する部分が多々あったが、今やまるで政治家か大学教授かのように大所高所から、時の政策をヨイショするだけの極めて薄っぺらい発言に終始している。アベノミクスによる円安効果で大企業の業績が回復基調であることに賛辞を送る一方、同じ文脈で(中小企業の多くはアベノミクスの恩恵を享受出来ずむしろコストアップに苦しんでいるのに)「中小企業にはこの“追い風”を活かしてモノづくりニッポンの礎であるイノベーションを期待する」と述べるなど、その発言にかつての説得力は見る影も無い。政府の民間議員という立場を考えれば致し方ないのかもしれないが、なんとも寂しい限り。
ただ、それぞれの中身はと言えば、深いものから薄っぺらいものまで、まさに玉石混交である。特に残念な中身だったのは、「勝ち組の心構え」というテーマを扱ったサントリーホールディングス新社長・新浪氏へのインタビュー記事。以前は氏の経営者としてのアグレッシブな姿勢に共感する部分が多々あったが、今やまるで政治家か大学教授かのように大所高所から、時の政策をヨイショするだけの極めて薄っぺらい発言に終始している。アベノミクスによる円安効果で大企業の業績が回復基調であることに賛辞を送る一方、同じ文脈で(中小企業の多くはアベノミクスの恩恵を享受出来ずむしろコストアップに苦しんでいるのに)「中小企業にはこの“追い風”を活かしてモノづくりニッポンの礎であるイノベーションを期待する」と述べるなど、その発言にかつての説得力は見る影も無い。政府の民間議員という立場を考えれば致し方ないのかもしれないが、なんとも寂しい限り。