処女懐胎―描かれた「奇跡」と「聖家族」 (中公新書) の感想
参照データ
タイトル | 処女懐胎―描かれた「奇跡」と「聖家族」 (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡田 温司 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121018793 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
キリストの家族の図像をテーマに、西洋における家族観の変遷を論じている。
作例が豊富で説得力がある。できればカラーで、もう少し大きく見たかったが、新書なのでしかたがないか。
キリスト教(に限らないが)の教義には、「あと付け」の部分が多く、キリストやその他聖人の同時代の人の証言や、「原典」たる聖書にないことでも、後から考えたり解釈したりして、色々なことが付け加えられている。
宗教美術というメディアは、その時代の解釈や世論に影響を受け、その形を変えてきている。
現代では美術館に入って「古典」となっている作品たちの、そういった同時代性を指摘されて新鮮であった。
作例が豊富で説得力がある。できればカラーで、もう少し大きく見たかったが、新書なのでしかたがないか。
キリスト教(に限らないが)の教義には、「あと付け」の部分が多く、キリストやその他聖人の同時代の人の証言や、「原典」たる聖書にないことでも、後から考えたり解釈したりして、色々なことが付け加えられている。
宗教美術というメディアは、その時代の解釈や世論に影響を受け、その形を変えてきている。
現代では美術館に入って「古典」となっている作品たちの、そういった同時代性を指摘されて新鮮であった。