電子回路シミュレータSPICE実践編―フィルタの定数設計から伝送線路解析まで (ツール活用シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 電子回路シミュレータSPICE実践編―フィルタの定数設計から伝送線路解析まで (ツール活用シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 遠坂 俊昭 |
販売元 | CQ出版 |
JANコード | 9784789836296 |
カテゴリ | 科学・テクノロジー » 工学 » 電気工学 » 電子回路 |
購入者の感想
「アナログ回路の理解、オペアンプの理解は、シミュレーションから。」
何年か前、そんな格言を耳にして、本書を購入してみた。
まずは結論から。一通り本書を理解しようと通読した結果、自分が「別人」になったのを実感した。
(まあ、それまでの自分のレベルが低かったのかも知れないが)
フィルタ設計、整流回路、伝送回路、PLLなどの実用的なChapterはもちろんのこと、
個人的には、「負帰還回路設計」と「位相補償のテクニック」の章が秀逸だと感じた。
後半の、モデル作成の章もすばらしい。
PSPICE使いはもちろん、PSPICE未経験者にも、十分に読み進められるような分かりやすい記述がされている。
オペアンプを理解するうえで、制御理論的な考察からの負帰還の理解、位相補償などは、避けては通れない部分だと信じているし、
であれば、シミュレーション抜きにして全体像の理解はありえない気がする。PSPICEに実際にタッチする・しないは別にしても、
アナログ回路を目指すなら、本書に目を通しておくべきだと思う。
何年か前、そんな格言を耳にして、本書を購入してみた。
まずは結論から。一通り本書を理解しようと通読した結果、自分が「別人」になったのを実感した。
(まあ、それまでの自分のレベルが低かったのかも知れないが)
フィルタ設計、整流回路、伝送回路、PLLなどの実用的なChapterはもちろんのこと、
個人的には、「負帰還回路設計」と「位相補償のテクニック」の章が秀逸だと感じた。
後半の、モデル作成の章もすばらしい。
PSPICE使いはもちろん、PSPICE未経験者にも、十分に読み進められるような分かりやすい記述がされている。
オペアンプを理解するうえで、制御理論的な考察からの負帰還の理解、位相補償などは、避けては通れない部分だと信じているし、
であれば、シミュレーション抜きにして全体像の理解はありえない気がする。PSPICEに実際にタッチする・しないは別にしても、
アナログ回路を目指すなら、本書に目を通しておくべきだと思う。
SPICEに書かれた本は幾つか持っているが、最近の高周波対策として伝送線路解析まで書かれている本はこの本が初めてだった。
フィルタの設計などは、フィルタの専門書で別途勉強すればよいのだがシミュレーションとあわせてとなるとこれまた専門書が少ない。その点、本書は完璧。PLLにも言及がなされており、まさに実践編だと思う。
フィルタの設計などは、フィルタの専門書で別途勉強すればよいのだがシミュレーションとあわせてとなるとこれまた専門書が少ない。その点、本書は完璧。PLLにも言及がなされており、まさに実践編だと思う。