ふたたびの微分・積分 の感想
参照データ
タイトル | ふたたびの微分・積分 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 永野 裕之 |
販売元 | すばる舎 |
JANコード | 9784799103272 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 数学 » 微積分・解析 |
購入者の感想
まったくタイトルの通り「ふたたびの微分積分」の人向け。元理系で数3の微積まで授業を受けた気もするが、もはや記憶が宇宙の彼方だとか、成績悪かっただとか。そういう「なんとなく一度は通したことがある」人にとっては、なるほど異様にわかりやすい。しかし、ほとんど未修の人が読んで、同じ効果を得られるかはわからないので、あくまで対象者は「ふたたび」向けだと思う。それでもわかりやすいけどね。
平均変化率から始めて、極限、各関数の復習、その微分、そして積分、最後の方に軽く微分方程式と、この手の復習本としてはありがちな構成を取るが、次の学習事項への意欲付けと、証明への進み方が素晴らしく、読む気にさせてくれる。弧度法の考え方なんか、当たり前のこと言ってるだけなんだけど、やたらと腑に落ちた。たぶん日本語が上手いんだろうね。積分も数3レベルの体積まできっちり触れるが、非受験生の読者にとってはつまづきやすい部分は巧妙に避けてある。わりとさらさら読めるはず。
微分積分を再学習するにあたって、ひとまず高校レベルを復習したいと思ったら、第一にこれをお薦めしたい。好著。
平均変化率から始めて、極限、各関数の復習、その微分、そして積分、最後の方に軽く微分方程式と、この手の復習本としてはありがちな構成を取るが、次の学習事項への意欲付けと、証明への進み方が素晴らしく、読む気にさせてくれる。弧度法の考え方なんか、当たり前のこと言ってるだけなんだけど、やたらと腑に落ちた。たぶん日本語が上手いんだろうね。積分も数3レベルの体積まできっちり触れるが、非受験生の読者にとってはつまづきやすい部分は巧妙に避けてある。わりとさらさら読めるはず。
微分積分を再学習するにあたって、ひとまず高校レベルを復習したいと思ったら、第一にこれをお薦めしたい。好著。
私は文系で、「微分積分」は高校の終わりに少しだけかじった程度です。それもほとんど記憶はありません。でもこの著者の「大人のための中学数学勉強法」はとても面白かったので思い切って購入してみました。
読んでみると「はじめに」にもある通り、解説がとても丁寧でした。著者が「とにかく分りやすく書こう」としてくれていることが伝わってきます。
これなら、はじめて微分積分を勉強する人でも十分読破できるのではないでしょうか。
個人的には「ゼロでは割ってはいけない理由」「日本人は微積分に到達していたか」「記号の王様、ライプニッツ」などのコラムや2000年を超える微積分の歴史についての話などがとても興味深かったです。
全体として数式の丁寧な誘導にも好感を持ちましたが、この著者が得意とする「こぼれ話」がやっぱり楽しいです。単なる「お勉強」ではなく知的好奇心を刺激して欲しい人、これまで数学本に挑戦するも式変形がわからなくなって諦めてしまった経験のある人等にお勧めです♪
読んでみると「はじめに」にもある通り、解説がとても丁寧でした。著者が「とにかく分りやすく書こう」としてくれていることが伝わってきます。
これなら、はじめて微分積分を勉強する人でも十分読破できるのではないでしょうか。
個人的には「ゼロでは割ってはいけない理由」「日本人は微積分に到達していたか」「記号の王様、ライプニッツ」などのコラムや2000年を超える微積分の歴史についての話などがとても興味深かったです。
全体として数式の丁寧な誘導にも好感を持ちましたが、この著者が得意とする「こぼれ話」がやっぱり楽しいです。単なる「お勉強」ではなく知的好奇心を刺激して欲しい人、これまで数学本に挑戦するも式変形がわからなくなって諦めてしまった経験のある人等にお勧めです♪
「微分・積分」は魔法のことばで、なぜか惹かれる。
遥か昔の高校時代、苦しめられたけど、なぜか憎めない。
悪女のようなものか。
卒業後、何冊か「微分・積分」の本を手にした。
簡単すぎて、かえって戸惑った本があったり、
難しすぎて、「おぃ、これは教科書か」と毒づいたり。
懲りずに、今回また手にした。
コツン、と手ごたえを感じた。
式変形の手順が、冗長すぎず、手抜きでなく、ちょうどいい。
追っていくと、「え? 俺って数学できたのか」って気にさせてくれる。
これは大事で、気分よくページを繰ることができた。
各所で基本の lim に立ち返って解説してくれるので、
著者の親切さが身に沁みた。
積分も途中の計算をはしょらず、ていねいに記述しているので、
いい感じで進むことができた。
ようやく悪女をモノにできたのかもしれない。
遥か昔の高校時代、苦しめられたけど、なぜか憎めない。
悪女のようなものか。
卒業後、何冊か「微分・積分」の本を手にした。
簡単すぎて、かえって戸惑った本があったり、
難しすぎて、「おぃ、これは教科書か」と毒づいたり。
懲りずに、今回また手にした。
コツン、と手ごたえを感じた。
式変形の手順が、冗長すぎず、手抜きでなく、ちょうどいい。
追っていくと、「え? 俺って数学できたのか」って気にさせてくれる。
これは大事で、気分よくページを繰ることができた。
各所で基本の lim に立ち返って解説してくれるので、
著者の親切さが身に沁みた。
積分も途中の計算をはしょらず、ていねいに記述しているので、
いい感じで進むことができた。
ようやく悪女をモノにできたのかもしれない。