暮らしを愉しむお片づけ の感想

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お洒落な一人暮らしの本。
イデーの社員だけあって、持ち物の全てがとにかくお洒落です。
雑貨の飾り方もさすがはプロ！で、とても勉強になりました。
特に古いテイストの雑貨の素敵なこと！
主婦のもっさりした貧乏臭いインテリアとは一線を画す、お洒落な雑貨ディスプレイが垂涎モノです。

雑貨のスタイリング本としては秀逸ですが、お片づけ本としては全く使えません。
・・というか、この著者のこの経歴、このライフスタイルで、
出版側はなぜお片づけ本を作ろうと思ったのか理解に苦しみます。
一人暮らしで、そもそも散らかす人がいない環境です。
素直に、雑貨インテリアの本にしてくれたら良かったのに。

職業柄、装飾系雑貨を多く所有していて、愛する雑貨を見える所に飾るのが好き・・。
タイトルの「暮しを愉しむ」の部分はとても良く伝わってきます。
しかし、「お片づけ」の本を出すほど、この著者の部屋は片付いていません。
物がとても多い、恐ろしく掃除がしにくそうな部屋です。
ごちゃごちゃしているけど、厳選された雑貨がお洒落な空気を作り出している、
住んでいる人の個性が感じられるお洒落な部屋です。
本のコンセプトが「片付け」でさえなければなにも問題はないのですが。

雑貨インテリアの本としては４つ星以上、片付け本としては２つ星以下だと思います。
でも雑貨は本当に素敵なので、次は是非、雑貨の買い方、飾り方の本を出して欲しいです。
（この本に載っている雑貨がどこのものか知りたい・・・）