意識と感覚の脳科学 (別冊日経サイエンス) の感想

目次内容を見ただけでワクワクして心が震えた。脳科学と聞くとやたら難しいイメージがあるが、これは本当に読みやすい。ページのつくりが工夫されていて（雑誌風なので）、長い文章を読むというより興味ある箇所を拾い読みするだけでも楽しい。意識と感覚という目に見えないものの正体に、最新脳科学の研究や実験結果から迫っていく。身近な事例を基に解説されているので理解しやすい。26のテーマがあるが、誰にでもわかるように解説してあるほか、「もっと知るには」という詳しく書かれた書籍や雑誌が紹介されているのもうれしい。
自分が取り組んでいる分野に生かそうと、マーカーをつけたり事例を書き込んだりしながら、一人納得している（笑）
人の内面を探求する素敵な一冊です。