劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~ [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~ [Blu-ray]
発売日2018-03-07
監督石原立也
出演黒沢ともよ
販売元ポニーキャニオン
JANコード4988013068711
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

基本的にはテレビ第2期の総集編ではありつつも、主要なテーマ要素を実質的に「久美子&あすか」の関係に絞り切りつつ、新規シーンをかなり多めに追加して再構成された作品です。テレビ版以上に久美子とあすかの内面に迫っています。
魔法使いがいるわけでもなく、飛び抜けたスーパースターがいるような物語でもない、いわば平凡な日常のシーンを描いていくなかで、高校生の等身大のセリフやひじょうに考え抜かれたアングルや光線具合でつくられたカットでもって、登場人物の心の機微を表現していくのはテレビ版以上の出来栄えです。
校舎裏で久美子があすかに対して様々な思いをぶちまける長回しのセリフにおける演技は、とくに注目すべき部分であると感じます。
テーマを「久美子&あすか」に振り切ったため、テレビ版に存在した「久美子&姉」の関係におけるラストシーンさえも間接的表現にとどめ、「希美&みぞれ」の要素に関しては事実上完全スルーという思い切りぶりです。
劇場版前作では重要な位置づけのキャラだった麗奈でさえ、今回は完全に脇役だった!
とはいえ、当初は頼りなさげだった小笠原部長が成長していくことを示すシーンは意外なほどに残されていたりと、意外な見どころがありました。彼女が思い切った発言をする直前に息を吸い込む音で気持ちを表現するところなどに声優さんの力量を感じます。
演奏曲に関しては、文化祭コンサートでの「君は天然色」がカットされたのは残念でしたが、駅ビルコンサートの「宝島」がフルバージョンになって聴きごたえがありました。躍動感のあるパーカッション、華やかなトランペット、そして小笠原部長の渾身のバリトンサックスのソロ!
東京立川シネマシティの極上音響上映で鑑賞したところ、演奏の音質のクオリティの高さだけでなく、各種シーンのなかでの微細な音にまでこだわりぬいてつくられていることに唸らされました。
家でブルーレイを鑑賞するときにも、できればサラウンド環境などで見たいところですね。
原画/動画の相変わらずのクオリティの高さは周知のことですが、エンドロールに登場する数々の静止画カットの描画クオリティ、とくに楽器の金属面の輝きや映り込みの描き込みの壮絶さには驚嘆せざるをえません。

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