金融腐蝕列島(上) (角川文庫) の感想

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参照データ

タイトル金融腐蝕列島(上) (角川文庫)
発売日2012-10-01
製作者高杉 良
販売元KADOKAWA / 角川書店
JANコード登録されていません
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購入者の感想

kindle版が出たので、再読しました。
バブル崩壊後の金融機関を描いた一連のシリーズの最初の本です。
発刊当時、同業界に身を置いていたので、小説中の組織名、人物名を想定しながら、真剣に読んだ覚えがあります。
著者は、どこでこのような情報を得るのかと、いつも不思議に思います。

この本の話は、もう20年以上昔のことです。
これは、どの銀行のことだったか、これは誰だったか、とかなり、内容を忘れてしまっているのに驚きました。
今となっては、住専への公的資金投入の是非等が大きな課題であった、あの熱気を感じることは難しくなっています。
時代の流れの速さと月日のたつ速さを感じました。

金融腐蝕列島 → 呪縛−金融腐蝕列島2 → 再生−続・金融腐蝕列島 → 混沌 新・金融腐蝕列島 → 消失 金融腐蝕列島 完結編 と続く、高杉良氏のこのシリーズは、銀行員として、忘れられないシリーズです。
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