海街diary 9 行ってくる (flowers コミックス) の感想

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参照データ

タイトル海街diary 9 行ってくる (flowers コミックス)
発売日2018-12-14
製作者吉田秋生
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

大好きな作品が終わってしまいました。このような作品にこの先また出会えるのだろうか?とつい考えてしまいますが、まずは、『海街diary』を生み出してくださった吉田先生へ感謝です。すずの成長と取り巻く人々の温かさに触れられて、とても楽しかったです。お疲れ様でした。

最終巻には〝女の子の言い分 男子の事情〟〝幸福〟〝夜半の梅〟〝行ってくる〟と、番外編〝通り雨のあとに〟の5作品が集録されています。

すずの旅立ちがメインになりますが、その前にひと波乱が起きます。それはハマちゃんのエベレスト隊遭難の一報。すぐさまパッと集まって情報収集を始める皆の助けが頼もしい。でも皆、普段通りにしようとしても少しずつテンパってしまってるんですよね。そんな時、チカちゃんに言いたいことがあると現れた福田のおじさんの言葉が心に響きました。チカちゃんが一番言って欲しい言葉で、もしもの事を考えるとなかなか言いづらい言葉です。誰も口に出せなかった励ましを言える福田のおじさんの人柄は素晴らしかったです。

最終話〝行ってくる〟では、すずだけでなくこの物語の住人の様々な旅立ちが描かれてました。チカはハマちゃんとの暮らしの為お引越し、福田のおじさんも二ノ宮のおばちゃんが生前ヒマラヤに行きたいと望んでいた事を叶えれなかった事を後悔してヒマラヤへ行きを決意するなど、それぞれの旅立ちがあります。
皆『行ってきます!』が挨拶の言葉。ちょっと行ってくるだけで戻って来るからねって気持ちが込められていています。自分が帰って来るのはこの海街だからと…。清々しいですね。登場する住人、皆大好きでした。

番外編〝通り雨のあとに〟は、すずが高校に進学してから約10年後の物語で、父の再婚で一時だけ弟になった和樹とのエピソードです。主人公は和樹。この物語に登場するすずは最後まで帽子に顔が隠れ口元しか描かれてません。flowers1月号の座談会の中で先生は、取り残された側からの視点(和樹から見た)で描いたからだそうです。この番外編を読むと肌がザワッとするような感じがしました。続きが読みたいです。次回はぜひ和樹を主人公にシリーズを初めて欲しいです。

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