マブラヴ オルタネイティヴ (10) (電撃コミックス) の感想

マブラヴオルタ１０巻目。

この世界でやることをやり遂げる覚悟を決めた白銀。

Ａ−０１連隊の一員としての座学と訓練。
オルタネイティブ４のために、００の調律と称した人間性を取り戻す試行錯誤。

その中で明らかになる様々なこと。

００ユニットの真実。
ＸＭ３トライアルの真実。
月詠達斯衛部隊の解任の事実。

その全てを理解し提示される事実やその結果に対して、目を逸らさず向き合っていく。

また、ヴァルキリーズの部隊内で己の立ち位置を確立し、００ユニットの調律も想い出を基に純夏としての人格・人間性を取り戻していく。

そして、遂に佐渡島ハイヴ攻略作戦、甲２１号作戦の発令。

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原作では説明パートなんて言われることも多い今回のエピソード部分。

上手くストーリーを進めつつ、単なる説明にならないよう工夫されています。
原作では次から次へと「実は…」なんて展開が「これでもか」と明らかにされていましたが、コミックでは上手く場面を切り替えたり、別のイベントと同時進行の裏話しを交えているおかげで、あまり重い話にならずに済んでいるようです。
流石にあたしも、原作における純夏の真実のあたりはマジつらかったので、この編集は正解と感じます。

内容的にココ数巻のコミカライズで多用されている、外伝やサイドストーリーのイベントや登場人物が本編を侵食しない程度に反映されているのもFanには嬉しいサービスです。
絵的なサービスも、原作にはなかった委員長と冥夜のシャワーシーンなどが挿入されているのもその筋の人にはうれしい？（ぉぃ

んで、今回のオマケ（イラスト）。

カバーを剥がすと、表は黒銀武ならぬ白銀武の2006年バージョン姿、裏は委員長・たま・茜・晴子のエクストラ版所属部活ユニフォーム姿。

中表紙は純夏のためにウサギのプレゼントを作っている霞と武。

巻末は宗像中尉と風間少尉のフォーマルな姿。