鎌倉の寺 小事典 の感想
参照データ
タイトル | 鎌倉の寺 小事典 |
発売日 | 2002-06-27 |
販売元 | かまくら春秋社 |
JANコード | 9784774001739 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » 仏教 » 寺院 |
購入者の感想
6年前に第6刷を買っている。今般、「決定版:鎌倉の寺社122を歩く」(PHP新書)が出たが、余りにもお粗末な出来なので、手元にあったこの本をもう一度読み直して比べてみた。
およそ過不足なく、114寺院の各寺院が1ページから数ページのページ毎に纏められており、モノクロ写真ではあるが、伽藍や仏像などを多く掲載している。「‥山‥院‥寺」など、山号からの正式名称が記載されているのも小事典ならではのことであろう。また、寺の話題も一通り落ちもなく網羅されており、2、3の本堂が改築や改築工事中の寺を除けば、全くのところ問題がない。
地元の出版社が発行しており、PHP新書の監修者や著者のように鎌倉を知らない人の手によるものではなく、鎌倉の寺の四季を通じた話題が盛り込まれている。また、掲載している寺院の数もPHP新書よりも多いが、鎌倉周辺にある片瀬・江ノ島や藤沢までは手を伸ばしてはいない。鎌倉観光や鎌倉の寺院巡りといえば、片瀬・江ノ島は普通は含んでおり、巻末の「資料偏/用語解説」などよりは、こちらの方が喜ばれようか。
少なくても、内容が「鎌倉の寺小事典」を超えるようでなければ、「決定版」などと銘打つのは片腹可笑しと思う。この本の改訂版の方がよほど鎌倉のお寺巡りをしようとする人(読者)たちのためになろうか。
およそ過不足なく、114寺院の各寺院が1ページから数ページのページ毎に纏められており、モノクロ写真ではあるが、伽藍や仏像などを多く掲載している。「‥山‥院‥寺」など、山号からの正式名称が記載されているのも小事典ならではのことであろう。また、寺の話題も一通り落ちもなく網羅されており、2、3の本堂が改築や改築工事中の寺を除けば、全くのところ問題がない。
地元の出版社が発行しており、PHP新書の監修者や著者のように鎌倉を知らない人の手によるものではなく、鎌倉の寺の四季を通じた話題が盛り込まれている。また、掲載している寺院の数もPHP新書よりも多いが、鎌倉周辺にある片瀬・江ノ島や藤沢までは手を伸ばしてはいない。鎌倉観光や鎌倉の寺院巡りといえば、片瀬・江ノ島は普通は含んでおり、巻末の「資料偏/用語解説」などよりは、こちらの方が喜ばれようか。
少なくても、内容が「鎌倉の寺小事典」を超えるようでなければ、「決定版」などと銘打つのは片腹可笑しと思う。この本の改訂版の方がよほど鎌倉のお寺巡りをしようとする人(読者)たちのためになろうか。