フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした の感想

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参照データ

タイトルフリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした
発売日販売日未定
製作者副島 隆彦
販売元成甲書房
JANコード9784880863160
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

非常に面白い論集だ。くたびれて眠かったけれども一気に読んだ。

幕末や明治日本が、フリーメイソンによって動かされてきたことは、従来から多くの人々が指摘してきたことである。しかし、本書ほど、資料に基づき、明確に大胆に、それについて論じたものは、なかった。快挙である。

主要用語のブリタニカの定義、説明の翻訳まで、ついている(鴨川光訳)。これ助かる。

本書によって、得た知識、もしくはあらためて確認した知識のエッセンスのみを記すと、以下のようになる。

(1) 自由と平等と博愛を奉じたフリーメイソンリーとキリスト教のユニテリアン派は、人間の理性と可能性を信じ、強固な身分制を廃した点において、カトリック・バチカンやその亜流である英国国教会と敵対した。ぶっちゃけて言えば、どちらも無神論だった。人間の理性を信じることは、前提として無神論なのだよ。このふたつに属する人々は、重なっていた。もしくは親和性があった。

(2) 今でこそ、フリーメイソンリーは、世界支配を意図する権力者共同謀議(陰謀)派に乗っ取られてしまって久しいが、1800年代までは、志の高い類の欧米人の結社であった。幕末や明治を動かした日本人は、彼からから世界基準の知識や技術を学んだ。幕府側人材にしろ、薩長討幕派人材にしろ、西洋の学問をした人間や、留学した人々は、フリーメイソンリーとユニテリアン派の影響を受けていた。はっきり言えば、両者は密かに結託していたのだ。

(3) 明治日本を動かしたフリーメイソンリー=ユニテリアン派には、ふたつある。イギリスのそれらから影響を受けた人々(伊藤博文が中心)と、アメリカのそれらから影響を受けた人々(福沢諭吉)である。

(4) アメリカのフリーメイソンリー=ユニテリアン派人脈を日本に導入したのは福沢諭吉だったが、それはイギリスの植民地になっている日本の現状を憂慮し、イギリスから独立したアメリカから独立の気概や方法を学ぶことが日本の急務だと考えたからだ。

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